30代は、未婚・既婚・子持ち、によってお金の使い方が大きく変わる
今回は30代のお金の使い方について考えていきましょう。30代になると未婚・既婚・子持ちによってお金の使い方は大きく変わります。未婚の場合、自由度が高いので、服飾品や化粧品など、自分にかけるお金は自然に大きくなります。一方、既婚者の場合は、夫婦でマイホーム資金を貯蓄するなど、未来に向けてお金を貯めることが追加されます。子どもができたら働けない時期がありますので、世帯収入が減るうえに子どもに対する支出が増えるため、当然ながら節約意識が高まります。
30代シングル女子のお金の使い方
30代女子は結婚の予定がないならば、住まいや老後に関して、自分一人で何とかしていく必要があります。また、20代とは違い婚姻率の下がる30代後半になれば、結婚しない人生を視野に入れ、自分自身で資産形成をしていく必要も出てきます。つまり、マンションを購入したり、老後資金のために資産形成を始めるなど、将来のマネープランを具体的に立てていかなければならない、ということです。
30代後半からだと定年までに20年以上ありますので、住宅ローンの返済期間も、老後資金の積立期間も十分時間を取れるため、毎月の負担は重くなりすぎません。ただ、「良縁」に出会った時のためにも不動産に関しては売却しやすい立地の良いマンションがベターです。
30代女子の消費生活とは
社会人生活も10年を超えると、買い物の経験値もあがり「安物買いの銭失い」を理解できるようになります。安いからとセール品を買っても使わなければ意味がなく、それよりも自分にとって必要な時に、欲しい時に、値段にこだわり過ぎずに、自分に似合う物をじっくり選んで購入するほうが満足度も高いものです。
また、年齢が上がるほど、質の高いモノを身につけたほうが品がよく見え、ギラギラしたモノは下品に見られます。見栄やお金に振り回されないように、値段と価値の違いが分かる金銭感覚を身に付け、満足のいく買い物ができる消費生活を送りましょう。
貯蓄残高に差がでるのも30代
これまで多くの家計を見てきましたが、30代は貯蓄残高に個人差が開き始めるのが特徴です。個人差が開く原因には、仕事や収入面というよりも、20代からの「先取り貯蓄の習慣の有無」が影響しているように思えます。同じ収入でも先取り貯蓄の習慣が付いている人は貯まっています。一方で、先取り貯蓄の習慣がない人は、特に贅沢をしているわけではありませんが、コンビニ通いや普段の生活費の無駄が多く、お金が全く貯まっていません。
お金は自然には貯まるものではないのです。あれば使いたくなるのが人間の性ですから。お金を貯めるには「先取り貯蓄の習慣」と「時間」が必要です。早いうちに先取り貯蓄の習慣が身に付けば、あとは息を吸って吐くようにお金は貯まっていきます。
まずは100万円、そして300万円、500万円と1年後、3年後、10年後と貯蓄の計画を立てて取り組みましょう。
預貯金以外でも資産形成にチャレンジ
シングル女子の場合、老後や将来の不安が大きいものの、子どもの教育費やライフプラン的な負荷が少ないため、現金での貯蓄ではいまいち貯まりにくいようです。従って、現金だけで貯めるのではなく、早目に立地の良い場所にマンションを買う、積立型の保険に入る、つみたてNISAを始めるといった現金以外での資産形成を組み入れていく方がベターですね。
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