1月に家計簿スタートが続かない理由
今年こそは家計簿をつけよう! そう思って家計簿を新調した方もいるんではないでしょうか? しかし、1月の初旬から家計簿をつけ始めるのは、少しハードルが高いといえます。例えば、お正月からダイエットは始めませんよね。ご馳走を目の前にしてのダイエットはとても酷なものです。お正月は、お賽銭やお年玉などレシートの出ない支出も多く、使途不明金が増えがちです。支出も多く赤字は確実。それゆえに正月明けは、とても忙しく、気づいたら家計簿をつけることがなく1月半ばになってしまい、家計簿を断念……ということになりかねません。
お賽銭やお年玉など、レシートの出ない支出も多く、使途不明金が増えがちな1月
1月中旬は節約意識が高まり、家計簿を始める絶好の時期
年末年始にお金をたくさん使った分、1月中旬になると節約意識が高まります。その時が家計簿を始める絶好のチャンスです。月初めから始めないといけないということはありません。前述のように、1月初めから家計簿をつけると支出の多さに驚きますが、1月中旬から2月にかけてはお金のかかるイベントも減り、節約意識も高まっているため、家計簿をつけていてもストレスが少ないものです。
1月は家計簿の助走期間にし、2月からは1カ月間しっかりつけて集計までしていきましょう。そのように1年間続けることができれば、つまずくことなく、家計簿をつけることができるようになります。
家計簿を続ける秘訣は、細かく管理しすぎないこと
家計簿が続かない理由は、収支や残高を合わせようとするからです。家計は会社の会計のように1円単位でお金を管理する必要はなく、収支や残高を合わせる必要はありません。もっといえば100円、1000円単位でざっくりとつける程度で十分です。若干の使途不明金はあっても、何も問題はありません。家計簿の目的は、支出の記録
家計簿は何にいくら位使ったのかを明らかにし、支出を把握するためのものです。毎月家計簿をつけることで、我が家の生活費の適正金額が分かってきます。適正金額が分かれば、節約できる金額や貯蓄の目標額も設定できるようになります。お金の使いどころは家族によって変わりますので、他人の家計や平均額をどんなに知ったとしても、収入や家族構成、考え方、価値観が違えば比べようがありません。他人と比べるのではなく、前月や前々月と比べてどうだったか?昨年と同じ月と比べてどうだったか?と、我が家の実際のデータと比べることで、「無駄が多かった」「やりくりできた」と判断できるのものです。
いかがでしょうか? 家計簿を買っただけ……という方、1月は買った家計簿に慣れる助走期間と考え、慣れてきた2月からしっかりつけるようにしてはいかがでしょうか?
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