インスタ映え必至! 銭湯を改装した話題のカフェ

京都のカフェというと、甘味処やレトロ喫茶店のイメージが強いですが、今回、全国的に見てもかなりユニークなカフェを見つけました! 場所は大徳寺にほど近い洛北エリア、紫野。住宅や商店が立ち並び、地元の方が行き交う、とても庶民的な場所にありました。

まず、衝撃的だったのが、その外観! 唐破風の屋根を備えた、威風堂々とした佇まいの古い木造の建物です。実はこちらは、昭和5年(1930)から平成10年(1998)まで銭湯として営業していた「藤の森温泉」をリノベーションしたカフェだそう。
外観

唐破風の屋根が特徴の元銭湯の建物

外観の壁面の下の部分には、ブルーを貴重としたマジョリカタイルが貼られていました。

マジョリカタイル

外観にもかわいらしいマジョリカタイルが!

ドアを開けると、奥のテーブルが配されるスペースに、グリーンを貴重とした鮮やかなマジョリカタイルが貼り巡らされていて、圧巻! 店長の尾崎さんに聞けば、床やカウンター、キッチンを新たに作った以外は、ほぼ当時のままだそうで、これらのタイルは銭湯時代から全く変わっていないとか。

内観

中央の壁は男湯と女湯の仕切だったとか

真ん中に仕切りの名残りがありますが、実はこれが、男湯と女湯の仕切りだったのだそう。少しだけ残してあるのが、またいいですね。湯屋建築の名残りで、天井が高く開放感もあります。

タイル

店内全体がタイル張りで圧倒!

この近くにも「船岡温泉」という現役の老舗銭湯があるのですが、こちらにもマジョリカタイルが用いられています。こうした和製マジョリカタイルはイギリスで生まれ、日本に伝えられ、明治末期~昭和初期にかけて国産、流行したものだそう。

今でも銭湯が多く残っていることからも分かるように、京都には昔から銭湯文化が根付いています。昔の町家には風呂がなかったことや、京都は大学が多く、学生たちが多く利用した背景もあるようです。

店内

ここだけ切り取るとスペインのバールみたい!

こうした空間に身を置いていると、どこかヨーロッパの古いカフェかバールにいるかのように錯覚してしまいますが、昭和初期生まれの日本建築というのが興味深いです。

店長の尾崎さん

コーヒーを注ぐ、店長の尾崎友哉さん
 

お店でいただけるメニューをチェック!

店内では週替わりのランチや夜ごはんもいただけるのですが、今回はケーキセットでお茶しました。ケーキは常時6種ほどあり、アメリカンタイプのケーキで、ボリュームがあり、食べ応え充分! 私がいただいた、キャラメルチーズケーキも濃厚でコクがあり、とても美味しかったです。
ケーキ

どのケーキもサイズが大きい!

ケーキのお供にはミント緑茶を。自家焙煎のコーヒーも魅力的だったのですが、コクのあるケーキに爽やかなミント緑茶はピッタリ。宇治茶専門店が焙煎したハーブティーなのだそう。

ケーキセット950円

ケーキセット950円。キャラメルチーズケーキとミント緑茶

店長の尾崎さんいわく、床下に浴槽が今でも残っている、とのことで、床板を開けて見せていただきました!

浴槽

床下には銭湯時代の浴槽が隠れています!

京都の歴史的建築・文化に、新たな風が融合して生まれた、唯一無二のカフェ。京都ならではの文化を知るきっかけにもなりました。次回は、ここから歩いて行くことのできる現役銭湯「船岡温泉」で、京都の銭湯文化を体感してみたいです!

さらさ西陣
・住所:京都市北区紫野東藤ノ森町11-1
・TEL:075-432-5075
・営業時間:12:00~23:00(22:00LO)※昼ごはん12:00~15:00、遅ごはん15:00~18:00、夜ごはん18:00~22:00
・定休日:最終水曜
・交通:地下鉄烏丸線鞍馬口駅から徒歩10分




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