ボールペン・万年筆

携帯するペンの常識が変わる?ウェアラブルペンの魅力

シェーファーから新たに発売された「アイオン」。コロッとしたコンパクトボディはクリップを持たず、ポケットにそのまま入れておけます。ペンの携帯するスタイルを大きく変えてくれるボールペンです。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

身に付けるペンの魅力

昨今はビジネスの服装も多様化している。いわゆるスーツにネクタイばかりでなく、職種によってはポロシャツなどカジュアルなスタイルも見かけるようになっている。「スーツにネクタイ」の頃は、スーツの内ポケットかYシャツの胸ポケットにペンを挿すというのが一般的だった。

しかしながら、先ほどのカジュアルな服装だとペンの携帯は一筋縄ではいかなくなった。そうした中で注目したいのは、クリップを持たないコンパクトなペン。私のこうしたペンを「ウェアラブルペン」と呼んでいる。つまり、身につけるペンである。

シェーファーundefinedアイオン

シェーファー「アイオン」各1,800円+Tax

シェーファーundefinedアイオン

カラーバリエーションは全6色


手の平に収まるコンパクトボディ

「アイオン」というネーミング、そして、このコンパクトボディを見て、クロスにあった「アイオン」を思い出す人もいるかもしれない。実は10年ほど前にクロスから同じ「アイオン」という名で販売されていたことがあった。

シェーファーがクロスグループに入り、このたびシェーファーから販売されることになり、ボディの材質はメタルからプラスチックとよりカジュアルになっている。コロッという表現がピッタリの丸っこいフォルムはそのまま健在で、ペン先収納時全長は9cmほどしかない。

シェーファーundefinedアイオン

一見クリップのように見えるブラックの部分はボディに一体化されている

シェーファーundefinedアイオン

手のひらにすっかり収まるサイズ

シェーファーundefinedアイオン

シェーファーのアイコン「ホワイトドット」がある


ワンアクションで筆記体勢に

ペン先はボディを引っ張ると繰り出される。わざわざ両手を使わずとも、コンパクトボディを活かし、片手でシャキッとボディを引き延ばすこともできる。ボールペンはゲルインクタイプ。さすがアメリカというべきか、力強い文字が書ける中字程度。インクがタップリと出て来るのでゲルインクというよりもローラーボールを思わせる書き味。

このタイプのペンは、腰を据えて長文をしたためるというよりも、サッと取り出してアイデアなどをメモするという用途が多い。やや太めの文字はそうしたシーンにむしろしっくりくる。

シェーファーundefinedアイオン

ボディを伸ばしても全長は10.5cmというショートさ

シェーファーundefinedアイオン

太軸でペン先はあまり長く繰り出されないので、筆記時のペン先のまわりの視界は少々独特

シェーファーundefinedアイオン

インクフローのよいゲルインクボールペン

シェーファーundefinedアイオン

ショートサイズのリフィル


選べる携帯スタイル

コンパクトボディなので、どんなポケットでも楽々入る。個人的にオススメはズボンの前ポケット。ラウンドフォルムとコンパクトさのおかげで、前ポケットに入れていても違和感はない。また「リングトップ」が付属されているため、これを装着すれば、社員証などのネックストラップに取り付けることもできる。外す時は「リングトップ」を斜めに押し込むとカチッと簡単に取り出せる。色々な携帯スタイルが楽しめるウェアラブルボールペンである。

シェーファーundefinedアイオン

リングトップが付属

シェーファーundefinedアイオン

リングトップのキャップはカチッとしっかりとめられる

シェーファーundefinedアイオン

こうして斜めに押し込むことで簡単に外せる


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