スマートフォン/スマートフォン活用術

スマホの容量が足りないときに試したい5つの対策

スマートフォン(スマホ)のストレージ容量が少なくなり、写真や動画が撮影できない、アプリがインストールできない、OSのアップデートができないなどの不便が生じたことはないでしょうか。ストレージ容量を確保する、簡単かつ効果の大きな方法をご紹介しましょう。

小口 覺

執筆者:小口 覺

スマートフォンガイド

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いざという時に慌てないために、ストレージの容量を空ける方法を確認しておこう。

スマートフォン(スマホ)のストレージ容量が少なくなり、写真や動画が撮影できない、アプリがインストールできない、OSのアップデートができないなどの不便が生じたことはないでしょうか。ストレージ容量を確保する、簡単かつ効果の大きな方法をご紹介しましょう。
   

スマートフォンの空き容量を確認する方法


まずは、スマホの空き容量を確認しましょう。Androidの場合は、「設定」→「ストレージ」でストレージ全体の容量と使用量が表示されます。さらに、アプリや画像、動画といったファイルの種類ごとの容量も確認できるので、どのファイルを中心に整理すれば良いか判断できるでしょう。iOSでは「設定」の「ストレージとiCloudの使用状況」から、同様に確認できます。

■Androidで空き容量を確認する方法
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ストレージの使用量を確認するには、「設定」→「ストレージ」で。

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ファイルの種類ごとの容量も確認できる。



■iOSで空き容量を確認する方法
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iOSでは、「設定」→「一般」→「ストレージとiCloudの使用状況」で使用済み・使用可能な容量が確認できる。

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さらに「ストレージを管理」をタップすると、アプリごとの使用容量が表示される。

 

対策1:キャッシュを削除する

キャッシュとは、Webページなどで次回アクセスする際の表示を速くするために一時的に保存されるデータです。スマホを長期間使用すると、キャッシュが増えていくので、ストレージに余裕がない場合は削除しましょう。


■Androidでキャッシュを削除する手順
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アプリごとのキャッシュを削除するには、「設定」→「アプリ」でアプリを選択し、「ストレージ」→「キャッシュを消去」。

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すべてのキャッシュデータを一括削除するには、「設定」→「ストレージ」→「内部ストレージ(内部共有ストレージ)」を開き、「キャッシュデータ」をタップ。確認画面で「OK」をタップする。



■iOSでキャッシュを削除する手順
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iOSデバイスでSafariのキャッシュを削除するには、「設定」→「Safari」から「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ。確認画面で「履歴とデータを消去」をタップ。

 

対策2:不要なファイルを消す

次に、撮影に失敗した写真や動画、使っていないアプリなどを削除していきましょう。とくに動画は容量が大きいので空き容量を増やすのには効果的です。

なかには、消そうか消すまいか迷うものもあるでしょう。写真や動画であれば、この後に説明する方法でバックアップできますから、それから削除すれば後悔することがないでしょう。また、Google PlayやApp Storeで購入したアプリなどのコンテンツは、再度ダウンロードするのは無料ですので、削除しても問題ありません。ただし、配布自体がなくなった場合はインストールできませんので、ここは注意が必要です。


■Androidでアプリを削除する方法
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アプリの削除は、アプリ一覧の画面からアイコンを長押しし、ごみ箱マークや「アンインストール」にドラッグ。

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確認画面が表示されたら「OK」をタップすれば削除される。

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ホーム画面からアイコンを長押しして「アンインストール」にドラッグしても削除できる(「削除」ではショートカットのアイコンが消えるだけでアプリ自体は残る)。

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一度インストールしたアプリは、Google Playアプリの「マイアプリ&ゲーム」から再度インストールができる。



■iOSでアプリを削除する方法
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ホーム画面のアイコン長押しで表示される「×」をタップ。

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確認画面で「削除」をタップ。

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アプリはApp Storeから再インストール可能。以前に購入したアプリも無料でインストールできる。

 

対策3:クラウドに保存する

よく使うファイルでなければ、クラウドサービスにアップロードして、ストレージから削除する方法もあります。クラウドサービスはいくつもありますが、写真や動画であれば「Googleフォト」がおすすめ。

無料でも最大1600万画素までの写真、1080pまでの動画であれば無制限に保存できるのが特長です。1600万画素という数値は、スマホのカメラで撮影した写真であれば十分なサイズです。

■Android
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「Googleフォト」アプリでは、スマホの写真を自動アップロードする設定があります。オンにしておけば、端末の紛失などでも安心だ。

■iOS
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iOSデバイスでは「Google フォト」アプリをApp Storeからインストールすることで利用できる。

 

対策4:SDカードやUSBメモリーに保存する

スマホのデータをバックアップする方法は他にもあります。microSDカードスロットを搭載した機種であれば、直接microSDカードにデータを移すことができます。パソコンでのデータ保存や共有に便利なUSBメモリーにも、microUSB端子やUSB Type-C、iPhoneのLightning端子などを備えた製品があります。

また、Wi-Fi接続に対応したHDD製品には、スマホアプリからワイヤレスでデータをバックアップできるものもあります。お金をかけたくないのであれば、USBケーブルで直接パソコンにバックアップすることも可能です。ご自分の環境や予算、使い勝手によって選択してください。
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カードスロットのある機種であれば、microSDカードへのバックアップが可能。コストも比較的安い。

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スマホ対応のUSBメモリー。パソコンとのデータ共有が容易になる。

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テレビにつないで保存した写真や動画が見られるHDD製品、バッファロー「おもいでばこ」。スマホアプリからの転送も容易だ。

 

対策5:OSアップデートで容量が増えるケースも

ストレージの容量が少ないのでOSをアップデートすることを躊躇している人もいるのではないでしょうか。セキュリティーのためにも、以上の方法でストレージ容量を確保してアップデートしていただきたいところです。

実は、OSをアップデートすることで、ストレージの空き容量が増えるケースもあります。筆者の場合、iOSを10.2から10.3にアップデートしたところ、3GB近く空き容量が増えました。
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アップデートは、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から。iOS 10.3.1にすることで、空き容量が約2.8GB増えた。


 

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※機種やOSのバージョンによって画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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