自分のモノや空間を貸すという副業もポピュラーに
収入を少しでも増やしたいという人のために、最近の副業事情についてご紹介したいと思います。まずはネット系。ネットオークションのヤフーオークションや、フリマサービスのメルカリはすでに有名ですが、自分のモノや空間を貸すというシェアリングビジネスもポピュラーになってきました。
「Airbnb (エアビーアンドビー)」に代表される民泊だけでなく、ほかにも自分の車や駐車場を貸し出すことで収益を得るサービスが登場しています。たとえば「Anyca (エニカ)」や「CaFoRe(カフォレ)」といったサイトに登録し、自分が車に乗らない日を他人に貸し出す。ここでは、レンタカーでは扱いの少ない外国車やスポーツカーなど特徴ある車の人気が高いようです。
あるいは「akippa(アキッパ)」や「軒先パーキング」に登録し、使わない駐車場を貸し出すとか。観光地やイベント会場の近く、駅近くは繁華街近くなどでの需要が多いようです。
こうしたソーシャル系ビジネスでは、魅力的なトップ写真とキャッチコピー、そして利用者の評価が非常に重要になります。
あるいは「iStock(アイストック)」などのように、撮影した写真を売ってお金を稼ぐことができるストックフォト。年間400万円程度稼ぐカメラマンもいるそうですが、趣味を稼ぎに変えることができます。特に東京五輪にむけて日本の文化が注目されており、日本ならではの写真の需要が高くなっているそうです。
趣味を活かす副業、スキルを活かす副業
趣味を活かすという意味では、「minne(ミンネ)」や「クリーマ」のように、ハンドメイド商品を販売できるサイトも盛り上がっています。私の知人も、趣味の子供服作りで月間20万~30万円ほどを稼いでいるそうです。また、自分のスキルをそのまま活かすことも可能です。
たとえば仕事のマッチングサイト「クラウドワークス」や「ランサーズ」では、ライティングやデザインなどの仕事を受け、報酬を得る仕組みです。基本的にはデジタルで納品できるものがほとんどで自宅でできるため、フリーランサーだけでなく、育児中の主婦にも人気です。
ビジネスパーソンに人気が高まっているのが、専門知識や趣味で培った技術やワザを教えて受講料を得る、先生ビジネスの副業です。たとえば「ストリートアカデミー」などのサイトに登録して講座情報を掲載することで、セミナービジネスが可能です。
ほかにも、「ビザスク」のように、長年のビジネスで培った専門知識をもつ人と、スポットコンサルティングで教えてもらいたい人をつなぐマッチングサービスもあります。
このように、かつては内職かパートぐらいしか選択肢がなかった副業ですが、今や数多くの副業支援サービスが登場しており、自分に合った働き方ができる時代になりました。