夏のボーナスで買いたい注目の優待銘柄
夏のボーナスで狙いたい!10万円以下の6月株主優待銘柄ランキング!今回も魅力ある3銘柄となっています!
※利回りを計算する上での株主優待の評価方法は、額面として記載されている数字を参考としています(一部ガイドが推定)。予想配当+予想優待利回りはあくまでも参考としてご覧ください。(2017年5月12日の終値で計算しています)
それでは、第3位から順にご紹介していきましょう。
第3位 キングジム(東証1部<7962>)
予想配当+予想優待利回り:4.2%【2017年5月12日株価】 934円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=9万3400円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 14円
【株主優待権利確定月】 6月20日
【優待内容】自社またはグループ会社商品
100株以上・・・2500円相当
1000株以上・・・5000円相当
第3位はキングジム(東証1部<7962>)です。事務ファイルで首位の企業で、電子文具や雑貨なども展開しています。今回は100株を購入し、2500円相当の自社またはグループ会社商品を獲得したケースを想定しています(株主優待は2500円で評価して利回り計算を行っています)。
業績はテプラなどの定番商品が堅調で順調に拡大しているところです。また、売上原価率の低減や、開発費、のれん償却額等の減少を主要因とする販売費及び一般管理費の減少によって利益も拡大しています。
2017年6月期第1-3四半期の業績は売上が0.9%増の252億700万円、営業利益が47.2%増の11億6300万円、純利益が43.5%増の8億4800万円となっており、大幅増益。既に純利益は通期業績予想の88.3%を達成しており、業績は上振れる可能性があります。
株価は好調な決算を評価して急騰しているところです。過熱感もあるところですので、株価が各種移動平均線などまでに調整したところでの購入が検討できると思います。
第2位 千趣会(東証1部<8165>)
予想配当+予想優待利回り:5.2%(3年以上保有の長期株主優待制度を利用した場合)
【2017年5月12日株価】 820円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=8万2000円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 8円
【株主優待権利確定月】 6月末日、12月末
【優待内容】ベルメゾンお買い物券
100株以上・・1,000円
300株以上・・2,000円
500株以上・・4,000円
1,000株以上・・5,000円
※さらに長期保有株主には追加の贈呈があります。詳しくは同社HPをご覧下さい。
第2位は千趣会(東証1部<8165>)です。ベルメゾンを展開する、カタログ、ネット主体の通販大手企業です。今回は100株を購入して3年以上保有した上で長期保有株主優遇制度を利用し、年間で3500円分のベルメゾンお買い物券を獲得したケースを想定しています。
業績は横ばいといったところでしょうか。衣料品を中心に競合が激しい様子です。また、ネットの普及によってカタログからの販売が減少していることも業績が伸び悩んでいる原因と言えるでしょう。同社はブランド力やEC販売力強化、販路拡大、シニア層の獲得でこれに対応しようとしています。ただ、第2の事業であるブライダル事業が好調な他、ネット事業への注力が成功を奏すれば、業績は拡大基調に戻ることが出来るとも思います。ちなみに中期経営計画では2018年に売上1650億円、営業利益50億円、純利益40億円が目標とされています。
上下動が激しい株価推移ですが、2017年12月期の業績見通しで、売上が4.6%の増収、営業利益が13.0%増の13億5000万円となったことなどから足元の株価は大きく上昇しているところです。もっとも、第1四半期の業績は赤字幅は前年同期よりも縮小したものの、売上は5.3%の減収ですので、業績がどうなっていくかを見守っていく必要があると思います。各種移動平均線まで調整したところでの購入が検討できると思います。
第1位 三光マーケティングフーズ(東証2部<2762>)
予想配当+予想優待利回り:7.8%【2017年5月12日株価】 977円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=9万7700円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 16円
【株主優待権利確定月】 6月末日、12月末
【優待内容】同社店舗で利用可能な優待券
100株以上・・・3,000円 (1,000円券×3枚) または 精米1kg
200株以上・・・6,000円 (1,000円券×6枚) または 精米3kg
500株以上・・・12,000円 (1,000円券×12枚) または 精米5kg
第1位は三光マーケティングフーズ(東証2部<2762>)です! 低価格居酒屋の「金の蔵Jr.」や焼き牛丼の「東京チカラめし」などを展開している企業です。今回は100株を購入し、3000円分の優待券を年2回(合計6000円分)獲得したケースを想定しています(つまり、株主優待は6000円で評価し、利回り計算をしています)。ちなみに同社の場合、200株を購入した場合でも、もらえる優待券はそのまま2倍となります。
同社のこれまでの業績を振り返ると、主力の低価格居酒屋が低価格ブーム終焉で厳しい状況の上、一時急激に伸びていた焼き牛丼も競争が厳しくなり、2013年6月期より赤字転落となりました。2016年6月期は不採算店の見直しなどで黒字転換したのですが、2017年6月期は新業態の拡大が予定よりも遅れていることに加え、食材調達価格の高騰や人件費の上昇もあり、第3四半期までの業績は赤字で推移しており、通期見通しも赤字となっています。今後は主力の金の蔵のテコ入れや、新業態がどこまで伸びるかによってくるでしょう。なお、中期経営計画では2020年6月期に売上高262億円、営業利益率5%以上が目標とされています。
業績においてはやや不安はあるものの、株主優待の利回りの魅力は健在で、株価は株主優待権利確定後に大きく下落し、その後、再び権利確定に向けて上昇していくという推移が続いています。2017年も6月の権利確定に向けて上昇しているところですので、業績には注意しながらも、権利確定後に株価が下がったところでの購入を検討できると良いのではないかと思います。
参考:日本株通信
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