2019年最新版! 映画券株主優待ランキング発表!
休日に家族や友人と映画館に行くのを楽しみにしている方も多いと思います。趣味やデートなど、様々な使い方があるのが映画館での映画鑑賞です。そこで今回は、株主優待の活用で少しでも有利に映画鑑賞する方法を考えてみよう!ということで、映画券の株主優待を出している銘柄の中での配当利回りランキング「2019年度最新版」を見てみたいと思います!
現金配当に加え、株主優待の映画券を、1回鑑賞=1800円相当として換算した場合(※)の総合利回りでトップ3をランキングしてみたいと思います。
※映画券の株主優待はポイントを付与され、利用施設によって必要なポイント数が異なるケースがありますが、今回は全ポイントについて最も少ないポイント数で利用できる映画館を利用したこととして計算しています。また、株主優待の評価は1回を1800円相当として換算しました。もちろん、映画券をその金額で換金できるわけではないのでご注意下さい。予想配当+予想優待利回りは参考としてご覧下さい(2019年5月15日の終値で試算しております)。
それでは、第3位から順にご紹介していきましょう。
第3位 きんえい(東証2部<9636>)
予想配当+予想優待額面利回り:6.43%【2019年5月15日株価】 3515円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=35万1500円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 10円
【株主優待権利確定月】 1月末、7月末
【優待内容】 株主招待券(毎月)
75株以上 1枚
150株以上 2枚
300株以上 4枚
450株以上 6枚
750株以上 10枚
1050株以上 14枚
第3位はきんえい<9636>です。近鉄グループの興行会社で大阪・阿倍野「アポロビル」と隣の「ルシアスビル」。両ビルにまたがるシネマコンプレックスを運営しています。その他、賃貸ビル、ゲームセンターなどを運営しています。
今回は100株を購入し、直営劇場招待券を年間12枚獲得したケースを想定しています(1枚あたり1800円として株主優待は2万1600円として評価し、利回り計算しています)。ちなみに同社の株主優待券は厳密には75株以上でもらえます。そして、300株以上なら毎月4枚、年間で48枚もらえるため、その場合の利回りは8.5%となり、更にお得になります!
業績ですが、横ばいから緩やかな拡大傾向にあります。2019年1月期の業績は売上が2.1%増の36億1800万円、営業利益が4.5%減の1億9600万円、純利益が1.2%減の1億1700万円。映画は大ヒット作が前期よりも少なく、営業利益は小幅減益。20年1月期の業績予想は売上が0.3%増の36億3000万円、営業利益が1.8%増の2億円、純利益が1.8%増の1億2000万円となっています。
同社の株価のパターンは長期上昇トレンドを描いている中で、株式配当の権利落ち前後まで株価が上がり、権利落ち後に大きく下がってまた次の権利落ちに向けて上がっていくという形の繰り返しです。このことから考えると、配当の権利落ち直後に購入できるといいかもしれません。
第2位 オーエス(東証2部<9637>)
予想配当+予想優待額面利回り:7.02%【2019年5月15日株価】 3435円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=34万3500円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 25円
【株主優待権利確定月】 1月末、7月末
【優待内容】
1. 映画館優待カード(割当ポイント6カ月あたり)
100株以上 60ポイント
200株以上 140ポイント
400株以上 200ポイント
600株以上 260ポイント
800株以上 380ポイント
1600株以上 560ポイント
※該当映画館にて入場1回につき10~20ポイント使用。月間使用限度(持株数により40~180ポイント)有り
2. 飲食優待20%割引券(割当枚数6カ月あたり)
100株以上 5枚
第2位はオーエス<9637>です。阪急阪神東宝グループの企業で、映画事業、不動産賃貸販売事業、ホテル事業などを手がけています。大阪の企業で株主優待も大阪、神戸、姫路の映画館やレストラン、ホテルなどで利用できる物となります。
今回は100株を購入し、年間で12回の映画を鑑賞したとして利回りを計算しています(つまり優待券を2万1600円として評価し、利回り計算しています)。ちなみに、同社は映画券の他に飲食優待20%割引券も株主優待として獲得できますが、これらは今回の利回り計算の中には含めておりませんので、これらを活用すれば実質的な利回りはさらに上がります。
こちらも業績は長期で見れば概ね横ばいといったところです。19年1月期の業績は売上が1.9%減の84億8900万円、営業利益が24.1%増の7億9900万円、純利益が11.5%減の4億2600万円。純利益が減益になっているのは阪急神戸三宮駅高架下リニューアル工事に伴う原状回復費用相当額を減損損失として特別損失を計上したためなので(つまり一度きりの事象なので)心配いりません。一方、20年1月期の業績予想は売上が2.2%減の83億円、営業利益が18.7%減の6億5000万円、純利益が13.3%減の3億7000円となっています。
ここ数年の同社の株価のパターンも、非常に緩やかな長期上昇トレンドを描いている中で、株式配当の権利落ち前後まで株価が上がり、権利落ち後に大きく下がってまた次の権利落ちに向けて上がっていくという形の繰り返しです。このことから考えると、配当の権利落ち直後に購入できるといいかもしれません。
第1位 東京テアトル(東証1部<9633>)
予想配当+予想優待売却利回り:12.02%【2019年5月15日株価】 1306円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=13万600円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 13円
【株主優待権利確定月】3月末、9月末
【優待内容】 映画ご招待券(株主氏名記載)
100株以上 4枚 (4枚綴 1冊)
200株以上 8枚 (8枚綴 1冊)
300株以上 12枚 (4枚綴 1冊+8枚綴 1冊)
400株以上 16枚 (8枚綴 2冊)
500株以上 20枚 (4枚綴 1冊+8枚綴 2冊)
1000株以上 32枚 (8枚綴 4冊)
2000株以上 48枚 (8枚綴 6冊)
※詳細については同社のHPをご覧下さい。
今回の第1位は東京テアトル東証1部<9633>です。不動産事業(賃貸やリフォーム)が主力ですが、映画配給のほか、ホテルや飲食関連なども展開しています。
今回は100株を購入し、年間で8回の映画を鑑賞したとして利回り計算をしています(つまり優待券を1万4400円として評価して利回り計算しています)。
業績については概ね横ばいです。利益は振幅の激しい推移となっています。19年3月期の業績は売上が0.5%増の183億3700万円、営業利益が4億6300万円(前年同期は2500万円)、純利益が189.8%増の1億3600万円となっています。営業利益の大幅増益の要因は、前期にサービサー事業において債権回収が予定通り進まず、前年度比で大幅な減収となったことによるものです。
ここ1年ほどの株価は2018年から緩やかな下落トレンドとなっているところです。まずは株価の下げ止まりを確認してから投資を検討してもよいかと思います。
参考:日本株通信
※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。