日経平均株価下落。今後はどうなる?
2017年5月18日に日経平均株価は下落し、一時は1万9,449.73円まで下落しました。数日前には2万円目前の水準だったのに、あっという間に株式市場のムードは一転しました。日本の株式市場が下落した要因は、米国の株式市場が久しぶりに大幅に下落したことが挙げられるでしょう。日経平均株価が2万円を目指して上昇するのか、それとも下落するのかを考えてみました。
日経平均の現状分析
まずは日経平均株価の2017年以降の株価チャートを見てみましょう。大雑把に言えば、株価は1万9,000円を挟んでの推移が続いていました。しかし、4月に安値をつけて以降、株価が急激に上昇し、高値を更新していることがわかりますね。
株価の隙間は窓
株価上昇の過程で、株価と株価の間に隙間が空いていることがわかりますね。このように買いが殺到して取引が成立せず、前日よりも高い株価で取引が成立するような場合、株価チャートに隙間のような空間が生じます。この空間のことを「窓(空)」と言います。例えば好業績の報道があった時等には買い注文が殺到する光景はよく見られます。反対に、売りの場合にも発生します。例えば、業績の下方修正といった報道があった場合に、売り注文が殺到して取引が成立しない場合等です。
株価チャートに囲みをつけた部分が窓になります。たくさんあいていますね。
一般的に、株価は窓に吸い寄せられるように動くと言われています。株価の下に窓があいた場合には株価は下に吸い寄せられ、株価が上にあいた場合には株価は上に吸い寄せられます。そして、三つ窓をあける(三空)と、勢いの力強さを確認できると言われています。
今後の動きをどう考えたらいいの?
日経平均株価は、今回の株価上昇の過程で窓をあけていることがわかります。囲みの部分です。株価の力強さを分析できる窓ですが、逆に考えると、株価がいずれ下落に転じた場合は株価が窓に吸い寄せられる可能性があると考えることもできます。
株価は上昇すれば下落し、下落すれば上昇することを繰り返しています。株価がどこまで上昇するのか、下落するのかは誰にもわかりません。
いつ何時不測の事態に陥るかはわかりません。だから、ここまで下落する、上昇するという目安をあらかじめ考えておくことが大事です。手堅くコツコツ利益を積み重ねて利益を確定させておくことが大切になるかもしれませんね。
※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。
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