株主優待/高利回り株主優待ランキング

【5万円部門】ベストオブ株主優待銘柄2016

これまでに200本近くの株主優待記事を書いてきたガイドが選ぶ、ベストオブ株主優待銘柄2016。今回は5万円で購入できる銘柄編。実質的な利回りはもちろん、利用しやすさも加味したベスト3銘柄を選出しました!

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

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【5万円部門】ベストオブ株主優待銘柄2016

ベストオブ株主優待銘柄2016!今回は5万円以下で購入できる部門。なんと、3銘柄買っても合計10万円以下です!

ベストオブ株主優待銘柄2016!今回は5万円以下で購入できる部門。なんと、3銘柄買っても合計10万円以下です!

これまでに約200本の株主優待記事を書いてきたガイドが選ぶ、ベストオブ株主優待銘柄2016。今回は5万円で購入できる株主優待銘柄編。実質的な利回りはもちろん、利用しやすさも加味したベスト3銘柄を選出しました!もちろん2017年も期待出来る銘柄です!

※利回りを計算する上での株主優待の評価方法は、額面として記載されている数字を参考としています(一部ガイドが推定)。予想配当+予想優待利回りはあくまでも参考としてご覧ください。(2016年12月9日の終値で計算しています)

それでは、第3位から順にご紹介していきましょう。

第3位 秀英予備校(東証1部<4678>)

予想配当+予想優待利回り:5.7%

【2016年12月9日株価】 388円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=3万8800円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 12円
【株主優待権利確定月】3月末日、9月末日
【優待内容】100株以上で500円分の図書カード(半期毎)


第3位は秀英予備校(東証1部<4678>)です。静岡地盤の学習塾で中学生向け集団指導が主力です。今回は100株を購入し、500円分の図書カードを年間で2枚獲得したケースを想定しています(株主優待は1000円で評価し利回りを計算しています)。

業績については前期まで赤字続きでしたが、大規模な不採算校舎閉鎖やコストダウンを行ったことから、2017年3月期は黒字を見込みます。上半期の業績は赤字となっていますが、同社の場合9月と1月入学が多いため、第1四半期に比べ第2四半期以降の収益性が高くなる傾向があります。通期業績予想は売上が2.3%増の114億円、純利益が3億1000万円の黒字転換を見込んでおり、この計画を達成できれば予想PERは8.4倍となります。

株価は11月以降緩やかな上昇基調となっています。四半期業績は予定通りで推移しているかを見守っていく必要がありますが、見通し通りの業績が実現できるとすれば、3月末の権利落ちに向けて堅調な株価推移を期待できると思います。

第2位 山喜(東証2部<3598>)

予想配当+予想優待利回り:11.4%

【2016年12月9日株価】 219円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=2万1900円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 5円
【株主優待権利確定月】3月末日、9月末日
【優待内容】自社グループ直営店の買物券(半期毎)
100株以上・・・1,000円券 1枚
200株以上・・・2,500円券 1枚
2,000株以上・・・2,500円券 2枚
6,000株以上・・・2,500円券 3枚
10,000株以上・・・2,500円券 5枚


第2位は山喜(東証2部<3598>)です。紳士用ドレス・カジュアルシャツのメーカーです。 ビジネスシャツ・カッターシャツでは国内シェアトップです。今回は100株を購入し1,000円分の買物券を年間で2枚獲得したケースを想定しています(株主優待は2,000円で評価し利回りを計算しています)。

業績については売上は横ばい基調ですが、利益は低迷しています。17年3月期の通期見通しは売上が5.0%減少の180億円、営業利益が42.6%減の2億4000万円、純利益が75.1%減の7000万円と見込んでいます。業績が低迷しているの原因ですが、大手小売店の在庫過剰による先物発注の抑制や、全般的な夏物秋物販売不振による追加受注の減少、円高ドル安により外貨建て資産に多額の為替差損が生じたことなどとなっています。

一方、株価は2016年は底を這うような値動きが続いており、現在の業績悪化は株価に折り込み済みとも言えそうです。株主優待を貰いながらの長期投資を検討するには悪くないと言えるでしょうか。

第1位 文教堂グループホールディングス(東証ジャスダック<9978>)

予想配当+予想優待利回り:17.5%

【2016年12月9日株価】 342円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=3万4200円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 0円
【株主優待権利確定月】2月末日、8月末日
【優待内容】優待カード
100株以上・・・5%割引
1,000株以上 ・・・7%割引
10,000株以上・・・10%割引


第1位は文教堂グループホールディングス(東証ジャスダック<9978>)です! 書店チェーン大手で首都圏を軸に書店や複合店を全国展開しています。

同社の株主優待は株式会社文教堂の直営店全営業店舗で利用できる株主優待カードです。対象商品は、書籍・雑誌・文具・PCソフト・音楽CD・ゲームソフトで、保有株数に応じた割引が受けられます。100株以上で5%の割引、1,000株以上で7%の割引、1万株以上だと10%の割引となります(ただし現金買いのみ使用可)。今回は100株を購入し、毎月、書籍や雑誌、文具、PCソフト、音楽CD、ゲームソフトを1万円分、文教堂で購入し年間で6000円の割引が受けられたケースを想定しています(つまり株主優待は6000円で評価し、利回り計算しています)。

業績は16年8月期まえ赤字続きですが、不採算店の閉鎖などで17年8月期は黒字転換を見込みます。なお、同社の株価には、毎年10月のノーベル賞発表前に年村上春樹氏の文学賞期待から株価が上昇し、受賞を逃すと急落するという習性があることも覚えておきたいところです。安いところで買い、2017年も株価が大きく上昇するようなら、利食い売りを入れ、騰がらないなら株主優待を貰いながら上昇を待つやり方が有効と思います。ともあれ、読書好きの方で、文教堂の店舗が近くにある方であれば今の株価でも十分モトが取れる有利な株式優待だと思います。

参考:日本株通信

※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。
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