株主優待/専門家おすすめの株主優待銘柄

株主優待を新設した業績好調銘柄に注目!

RS Technologies(東証1部)は2016年に株主優待を新設した企業です。株主優待の利回りは低いものの、株主優待の導入は中長期の成長への自信ともとれるところで、注目に値する銘柄と思います。

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

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株主優待を新設した業績好調銘柄に注目!

株主優待新設銘柄のご紹介です。株主優待の導入は中長期の成長への自信ともとれるところで、注目に値する銘柄と思います。

株主優待新設銘柄のご紹介です。株主優待の導入は中長期の成長への自信ともとれるところで、注目に値する銘柄と思います。

RS Technologies(東証1部<3445>)は半導体製造装置の調整に使うテスト用ウェハの再生加工受託を手掛けている企業で、日本の宮城県大崎市の三本木工場の他、台湾の子会社が台湾台南市に工場を持ちます。

同社は2016年より株主優待制度を導入した企業です。業績は好調であり、株主優待権利確定日は12月末ですのでこれから狙うのも悪くないと思います。

まずは銘柄データを見て見ましょう。

【銘柄データ】RS Technologies(東証1部<3445>)
【株主優待+現金配当予想利回り】 1.8%
【2016年11月18日株価】 3295円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=32万9500円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 0円
【株主優待権利確定月】 12月末


【株主優待の内容】
100株以上でクオ・カード 6,000円分
※今回は100株を購入したケースでクオ・カードを年間に6000円分獲得したケースを想定しています(株主優待は額面通り6000円で評価し、利回り計算しています)

旺盛な半導体需要の波に乗り過去最高益更新見通し!株主優待新設は中長期の業績への自信の現れか?

IoT(あらゆるモノがインターネットに繋がる)の進展を背景に、データが膨大に集まり、それを管理したり高速で処理する必要が出てきています。そこでメモリは大容量化を迫られ、各半導体メーカーは大容量のメモリ開発に奮闘。これまで主流だったメモリは、積層化による大容量化が可能な3DNANDへとシフトしており、半導体セクターは活況な状態になっています。

半導体工場では700を超える工程がありますが、各工程のプロセス評価、出来栄えの評価のために『モニタウェーハ』が使用されます。モニタウェーハは、1回~数回使用されると使用不可となりますが、RS Technologiesは、これらの使用済みのウェーハを預かり、精密加工をすることで再利用が可能な新品と同様の状態に戻し、同じ用途で使用出来るサービスを提供。再生ウェーハはシリコンウェーハ全使用量に対し、約21%の需要があります。再生は顧客のコストダウンに繋がり、再生加工の需要は旺盛です。同社はこの旺盛な需要に応えるために生産力を拡大し、再生市場でのシェア拡大を目指しています。再生市場では2017年3月期上半期時点で29%。随時拡大しており、シェア40%を目標としています。

実際のところ、足もとの業績も好調で16年12月期の業績予想は売上が39.6%増の77億4000万円、営業利益が41.6%増の15億3100万円、純利益が143.9%増の7億4200万円と大幅増収増益見込みとなっており、最高益を更新する見込みです。

株主優待の利回りは低いものの、株主優待の導入は中長期の成長への自信ともとれるところで、注目に値する銘柄と思います。

参考:日本株通信

※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。

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