docomo LTE Xi、受信時最大100Mbpsに向上
高速通信LTEを他社に先駆けて提供してきたXiも次のステージへと強化されています。通信速度は、これまでの下り最大75Mbpsから100Mbpsに高速化させます。また、接続面でも強化対策が発表されています。Xiは、2012年3月で全国政令指定都市人口カバー率も100%を達成していますが、2012年11月より、これまでの2.1GHzに加え1.5GHz、800MHz帯での運用も開始します。帯域を増やすことで、さらに繋がる地域をふやし、2012年年末に人口カバー率を70%から75%、基地局は2万局から2万3000局を目指すとしています。
このほかにも新幹線全線(8路線104駅)や全国の主要空港(28空港)のエリアをサポート。受信時最大75Mbps地域も、全国の県庁所在地に拡大されます。
ドコモクラウドが充実
ドコモが注力しているのが、しゃべってコンシェルやiコンシェルなどのドコモクラウドサービスです。今回も4つの機能強化により、さらに充実したサービス展開が発表されました。1. パーソナライズ化で「しゃべってコンシェル」が進化
iコンシェルとしゃべってコンシェルを統合し、これまでの羊キャラ以外にも、アニメなどのキャラクターの声や性格を再現した応答が選べるようになります。
2. dマーケットのジャンル追加
あらたにdゲームとdショッピングが追加されます。dゲームは、安全、マルチキャリア対応、ドコモポイントを軸に安全に人気のソーシャルゲームが利用できます。dショッピングでは、手続き不要、ドコモの通信料金と一緒に決済ができたり、しゃべってコンシェルで商品検索ができたりします。
3. 電話帳のクラウド化
電話帳のクラウド化では、電話帳の変更お知らせ機能、フレンドNEWS機能が提供されます。電話帳の変更お知らせ機能は、変更された電話を友人の電話帳の通知する機能です。フレンドNEWS機能では、SNSの書き込みが友人の電話帳に表示されます。
4. spモードメールのクラウド化とリニューアル
spモードメールのクラウド化により、機種変更や故障・紛失時のデータ移行をスムーズに行うことができます。またUIデザインも変更されます
おサイフ機能が世界に展開
今回のモデルの大きな特徴が、電子決済機能の拡大です。NFC(AB)搭載端末は5機種、そのうち2機種は、おサイフ機能のFeliCaとNFCを両方とも搭載しています。また、国内のみの利用だった電子決済が、マスターカード、PayPass提携で世界41か国、約50万か所での電子決済が利用できるようになります。
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