がんになる人も不妊治療を受ける人も増えている
女性に向けた新しいタイプの保険
そんな若年層の女性に向けて、新しいタイプの保険「ニッセイ出産サポート給付金付き3大疾病保障保険“Chouchou(シュシュ)!”」が登場しました。何が新しいかというと、出産時や特定不妊治療を受けた場合にも給付金が出ることです。
もちろん、3大疾病(がん〈悪性新生物〉、急性心筋梗塞、脳卒中)の一時金や死亡保障、満期まで継続したときの一時金も受け取ることができます。3大疾病=メタボの中高年男性がなるもの、という図式はいまや全くあてはまりません。がんであることを公表する有名人が増えていることもあり関心は高まっていますが、事実、がんは若い女性にとっても大きなリスク。15歳から39歳の女性のがん患者数は、20年ほど前に比べて乳がんは1.7倍、子宮がんは2.4倍に増えているのです。
出産時の給付と特定不妊治療の保障を始めて実現
では、具体的に保障内容を見ていきましょう。この保険の注目ポイントは、何といっても出産と特定不妊治療をサポートする初めての保険だということです。出産に対しては1人目が10万円、2人目が30万円と増えていき、5人目になると100万円が給付されます。
特定不妊治療(体外受精・顕微授精の治療過程で受けた採卵または胚移植)を受けると、1回目~6回目は1回につき5万円、7回目~12回目(最大12回)は1回につき10万円を受け取ることができます。もちろん費用をカバーすることはできませんが、少しでも給付があればラクになることは間違いありません。
3大疾病の場合は、一時金として300万円が給付されます。最近は入院日数が短く、治療方法もさまざまですから、入院や手術に対してではなく一時金として受け取ることができるタイプの方が使い勝手はいいといえます。
保障×貯める。2つの機能を持っている
女性向けの商品というと「結婚の予定もないし、もちろん出産も考えていない……」と、いう人もいるかもしれません。この先どんな人生が待っているかはわかりませんが、3大疾病のリスクはすべての女性に共通。結婚・出産は考えていないとしても、備えが不要とはいえません。それに、この保険には満期一時金があるのです。では、支払保険料と満期一時金の関係を詳しく見てみましょう。たとえば、25歳で契約し保険期間10年のタイプに加入したとします。毎月の保険料は9825円ですから、総支払保険料は117万9000円となります。不妊治療も出産もせず、3大疾病にもならず保険金を1円も受け取らないまま満期を迎えたら、一時金として100万円が受け取れます。ということは、掛け捨てとなる保険料は毎月、約1492円。一般的ながん保険と比較しても、やや割安といえる金額です。
保険の場合、解約しにくいこともあり、貯蓄性のあるタイプは確実にお金を貯める方法のひとつといえます。妊娠・出産が視野に入る時期の女性なら、検討してみる価値はありそうです。