トランプリスクが再び浮上し、日経平均は1万7000円割れに

トランプリスクで日経平均はどうなる?!

トランプリスクで日経平均はどうなる?!

10月に入り、外国人投資家が久々の4週連続の買い越しとなって、長い期間、壁となっていた1万7000円の壁を越えた日経平均ですが、米連邦捜査局(FBI)によるクリントン候補のメール問題捜査再開の報道からトランプ大統領誕生への懸念が再度浮上し、世界的なリスクオフ相場の中で、ふたたびあっさりと1万7000円の壁を割り込んでしまいました。ただ、6日にはFBIがクリントン候補の私用メール問題について、訴追を求めないとした当初の判断を維持すると議会に伝えたことから、週明けの世界の金融市場はやや落ち着きを取り戻している様子です。

また、かなり接戦模様が大きく報じられてきましたので、逆にこれでクリントン候補が僅差で勝つ確率が増したのではないかとも思います。投票を決めている人はしっかりと事前投票を済ませ、これで全体の4分の1に相当します。これらの票はFBI再捜査ニュースの出る前のもので、クリントン氏優勢となっているはずです。

残りの人のうち、どちらか決めかねている1~2割の層の票が結果を左右すると思いますが、接戦が伝わるほどトランプリスクを真剣に考え、(やむなく)クリントン氏へ投票する可能性が高いと思います。いずれにせよ、どちらがより嫌かという選択になるかと思います。

トランプ勝利時の急落はチャンスにも!?

もっとも、クリントン大統領に決まったら株価はどうなる?でもご紹介したIBD/TIPPの合同調査結果によると、11月6日時点の支持率はトランプ候補44.0% 対 クリントン候補43.0%となっており、当日の投票率などによってどちらに振れるか、まだまだ予断を許さない状況は続いていると思います。
全体的にはクリントン優勢も、一部調査ではトランプ氏優勢の調査も

全体的にはクリントン優勢も、一部調査ではトランプ氏優勢の調査も

相場への影響としては、順当にクリントン候補が僅差で勝利する可能性が高いと見ていますが、その場合、トランプリスクが消滅することにつながり、株式市場のある程度の反発を期待できると思います。ただ、クリントン候補自体も株式市場にとって望ましい候補であると言い切れないため、それほど大きな上昇には繋がらないとも考えます。

やはり気を付けなければならないのは、可能性は低いもののトランプ候補勝利のケースで、投機的な動きによって一時的にロスカットも巻き込んだ急激な円高と株価の調整が予想されるところです。

しかしながら、トランプ候補の主張している様々な無茶な政策(中国やメキシコ、日本の製品に高い関税をかけるなど)は議会の承認を得る必要もあることなどから、実際にはなかなか通るものではないと思います。一方で大幅減税など、株式市場にプラスの政策も打ち出していること(これもどこまで本当に実施されるかは別としても)や、日欧などの金融緩和強化によって世界的に流動性が高められていること、世界的に財政出動の流れが進展していることなどから、もしもトランプ候補の勝利で急落が起これば、その後に反発局面も予想されるところだと思います。したがって、急落時は買いのチャンスにもなるのではないかと予想します。

ちなみに、急落時に拾う銘柄で迷った場合は、(NEXT FUNDS)日経平均レバレッジ上場投信 (1570)などの指数のETFが有効と考えます。

参考:日本株通信

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