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日立の最新ドラム式、業界最大の洗濯容量12kgを実現

日立アプライアンスは、ドラム式洗濯乾燥機の最新モデル「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム(BD-NX120A)」を2016年11月19日より発売する。本体カラーはシャンパンとホワイトの2バリエーションで、価格はオープン。市場想定価格は税別で35万円前後となっている。

執筆者:All About 編集部

フルモデルチェンジでより洗練されたデザインに

日立アプライアンスは、ドラム式洗濯乾燥機の最新モデル「ヒートリサイクル 風アイロン ビッグドラム(BD-NX120A)」を2016年11月19日より発売する。本体カラーはシャンパンとホワイトの2バリエーションで、価格はオープン。市場想定価格は税別で35万円前後となっている。
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2006年に登場して以来、現在までに約160万台を販売したビッグドラムシリーズ。今回発表されたBD-NX120Aは、10年ぶりとなるフルモデルチェンジが行われている。全体的に丸みを帯びた角のない“ラウンドフォルム”は家庭内での生活導線を邪魔することなくスペースにフィット。洗剤投入口は丸ごと取り外して洗うことができるなど、清掃性にも配慮した作りになっている。


“大物”も1度に洗える、業界最大となる12kgの洗濯容量

もちろん、変わったのはデザインだけでない。洗濯機としての基本性能面、および新技術の面でも大幅な進化を遂げている。

外見寸法はそのままに、ドラム槽のバランサーの奥行きを深くするとともに中央部を薄くすることで容積が85Lにアップ。洗濯容量は業界最大となる12kgを実現した。日立の調査によれば近年は毛布を始めとした“大物”を洗濯機で洗う比率が高まっているとのことで、BD-NX120Aであればその大物も1度にたくさん洗うことができる。従来は複数回にわけていたものが1回で済めば、時短はもちろんコスト減にもつながりそうだ。
業界最大容量で、“大物”の洗濯もラクラク

業界最大容量で、“大物”の洗濯もラクラク


また、洗濯槽の進化は容量アップだけでなく“低振動化”という効果も生み出した。前述した奥行きを深くしたバランサーはドラム回転時の本体振動を抑制し、加えて洗濯槽を支える高減衰ラバーが衝撃を大幅に吸収し、振動の大きさで硬さが変わるツインアクションサスが大きな振動と小さな振動の双方に対応。過去モデルと比較すると、その差は歴然だ。



「風アイロン」は“そのまま着られる”仕上がりを実現

乾燥仕上がりの面でも大容積ドラム槽が活躍する。時速約300kmの高速風で衣類のシワを伸ばしながら乾燥する「風アイロン」では、ドラム槽に設けられた新形状リフターを活かして衣類を大きく広げながら前後に入れ替わりを促進。
風アイロンで乾燥の仕上がりもアップ

風アイロンで乾燥の仕上がりもアップ


加えて、ドラム内の湿度をコントロールする「新・湿度コントロール」で衣類を蒸らすことで、袖部分までキレイに仕上げてくれる。また、衣類温度を約60℃以下に抑える「低温乾燥」なので、熱による衣類の縮み。変形を抑えることが可能だ。
左は風アイロンなし、右は風アイロンありの仕上げ。シワのできかたに大きな差がある

左は風アイロンなし、右は風アイロンありの仕上げ。シワのできかたに大きな差がある


ふたつの「ナイアガラ洗浄」で洗い上がりも充実

“汚れを落とす”という洗濯機でもっとも重要な部分においては、「新・ナイアガラ洗浄」と「[温水]ナイアガラ洗浄」が確かな効果を発揮してくれる。

新・ナイアガラ洗浄は、シャワーを衣類にふるかけるというもので、特徴的なのはその動き。2015年度モデルではシャワーが一直線に射出されていたが、BD-NX120Aでは前後に動く「ナイアガラ循環シャワー」で散布範囲が拡大し、高濃度洗剤液を効率よく衣類に浸透できるようになった。また、ドラム槽の回転制御で“押し洗い”、“たたき洗い”、“もみ洗い”を実行。汚れをしっかり落とすのはもちろん、ごわつきや黒ずみも抑えてくれる。
シャワーを前後に動かす「ナイアガラ循環シャワー」

シャワーを前後に動かす「ナイアガラ循環シャワー」


この洗浄方式に、「温水ミスト」機能を加えたのが[温水]ナイアガラ洗浄。温水ミストは、高濃度洗剤液を温風で温めてミスト状にして衣類に吹き付けることで、衣類の温度を約40~50℃に温め、酵素パワーを活性化させることで付いてしまった黄ばみも除去する。
「温水ミスト」で黄ばみも除去

「温水ミスト」で黄ばみも除去


従来製品にもあった「ナイアガラすすぎ」も進化。“遠心力で水と洗剤を飛ばし、2つのシャワーで洗剤を落とす”という動作をくり返すことですすぎ残りを減らすモードは、従来機だと4回くり返していたが、BD-NX120Aではシャワー水量を増やしてくり返しを3回に変更。使用水量は従来の150Lから135Lとなり、運転時間も5分短縮し、省エネ時短を実現した。
「ナイアガラすすぎ」も進化

「ナイアガラすすぎ」も進化



清潔に使える機能も充実

洗濯機を使ううえで、地味に悩まされるのが糸くずフィルターのメンテナンス。BD-NX120Aで新たに採用した“くし形状”のフィルターは、従来の格子形状と比べて清掃効率が大幅にアップ。くしの突起部分に糸くずを巻きつけて捕集する仕組みとなっており、軽く叩くだけで、ほとんどの糸くずを落とすことができるのだ。
新形状の糸くずフィルター

新形状の糸くずフィルター

従来形状と比べると、糸くずの取れやすさがここまで異なる

従来形状と比べると、糸くずの取れやすさがここまで異なる


毛布などをより衛生的に洗いたいとき向けの「ダニ対策コース」は、1度目のすすぎの後に衣類温度が50℃以上の状態を20分間キープする加熱を行ったのち、2度目、3度目のすすぎでアレル物質を洗い流すというもの。

「温水槽洗浄」コースでは、常温の場合11時間ほどかかるドラム槽の念入りな手入れが、温水ミストポンプを使うことで2時間に短縮。常温と比較して水道代、電気代といったコスト面もほとんど同じだ。


なお、今回発表のBD-NX120Aと同時に、洗濯容量11KgのBD-NV110Aも発売される。こちらの市場想定価格は税別で32万円前後となっている。


[関連サイト]
日立:洗濯乾燥機 ビッグドラム BD-NX120A 新商品ニュース
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