利回り9%!10万円台で購入可能な9月株主優待注目銘柄
株主優待を新設したヒロセ通商のご紹介です。業績は堅調な上、総合利回りは魅力的な水準になりました
16年7月末に好決算が発表された上、株主優待制度の新設が発表されたので、足元の株価は大きく上昇しているところです。したがって、ここから買うのは少し気が引けるところですが、仮に権利落ちなどで株価が大きく下がったところはチャンスになる可能性があり、知っておいて損はない銘柄だと思います。
まずは銘柄データを見て見ましょう。
【銘柄データ】ヒロセ通商(東証ジャスダック<7185>)
【株主優待+現金配当予想利回り】 9.1%
【2016年9月2日株価】 1270円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=12万7000円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 16円
【株主優待権利確定月】 9月末
【株主優待の内容】
100株~1000株未満 キャンペーン商品1万円相当
1000株以上 キャンペーン商品3万円相当
(今回は100株を購入したケースで1万円相当のキャンペーン商品を獲得したケースを想定しています。株主優待は額面通り1万円で評価し、利回り計算をしています)。
業績は堅調に拡大、株価は大きく上昇も割高感はない
業績は堅調に拡大しています。7月29日に発表された17年3月期第1四半期の業績は売上が19億6400万円、営業利益が7億1200万円、経常利益が6億9300万円、純利益が4億4500万円となっています。前年同期は四半期決算をしていないため、前年比伸び率はありませんが、16年3月期の売上が63億5600万円、純利益が7億500万円であったことを考えると、かなり良い業績であるように思えます。実際のところ、前述のように、決算発表後に大きく株価は上昇しています。顧客口座数は海外システムの一部終了により392,646口座(前連結会計期間末比2.4%減)となったものの、顧客預り証拠金は37,840,934千円(前連結会計期間末比4.0%増)となっており、堅調に証拠金が伸びていることが伺えます。
好決算と株主優待制度の新設で株価は大きく上昇しましたが、仮に前年同期で10%の増益となった場合、予想PERは9.5倍となり割高感はありません。もっとも株価が大きく上昇した後だけに購入するのはやや気が引けてしまうところでもあります。その場合、9月末の配当権利落ち後に株価が大きく調整する場面があれば、購入を検討しても良いかもしれません。
いずれにしても株主優待で魅力的な利回りを持つ銘柄が、新しく増えました。知っておいて損はない銘柄と思います。
参考:日本株通信
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