3万円以下で購入可能!利回り7%超の関門海(東証マザーズ<3372>)
3万円以下で購入できるお手軽株主優待。ふぐの専門店メインですが、蟹料理のお店も展開しており、楽しみな株主優待です。
実は同社は2011年11月期で株主優待制度を休止していたのですが、2016年3月7日に再開が決定されました。
まずは銘柄データを見て見ましょう。
【銘柄データ】 関門海(東証マザーズ<3372>)
【予想配当+予想優待額面利回り】 7.3%
【2016年5月6日株価】 273円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=2万7300円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 0円
【株主優待権利確定月】 3月末、9月末
同社の株主優待は玄品ふぐ、ふぐ・かに専門玄品、玄品以蟹茂および玄品ふぐショッピングサイトで利用可な優待券です。今回は100株を購入し、年間合計で2,000円分の株主優待を獲得したケースを想定しています(つまり株主優待は2,000円として評価し、利回り計算をしています)。
なお、同社の株主優待は保有株式数によって得られる株主優待金額が変わります。利回り的に一番お得なのは300株を保有した場合で、年間で7,960円分(3,980円相当を年2回)の優待券を獲得でき、利回りは9.7%となります。600株でも1万5,920円分(3,980円相当×2枚を年2回)の優待券となり、この場合も利回り9.7%となります。ちなみに、3,980円(税抜)優待券1枚で玄品ふぐ「玄コース」1名分です。
株価は緩やかな回復基調、財務内容にはやや注意が必要
同社の業績を見ると2015年3月期も損益計算書上は黒字経営であり、2016年3月期も特別損失を計上する予定で減益見通しではあるものの黒字経営となっています。近隣法人営業の取組みや値引きの抑制効果、中国・韓国や東南アジア等、海外からの訪日外国人の大幅増によるインバウンド消費拡大により、売上高は増加傾向にあります。一方、気になるのは借入金についてです。2015年3月期時点で33億8900万円の借入金があります。年々借入金は返済が進んでおり(2012年3月期時点では46億3100万円の借入金があった)、2016年3月期末時点では31億1700万円まで圧縮する計画ですが、流動資産よりも多い借入金の金額はやや注意が必要です。なお、同社は経営再建中と言え、不採算事業からの撤退やコスト削減を行っています。
他方、株価を見ると、ここ4年ほどは200日移動平均線をサポートラインとした緩やかな上昇が続いているところで、時折大きく上昇する傾向があります。したがって、できれば200日移動平均線以下のところで購入を検討し、株価が急騰するようなことがあれば、一旦売却。急騰が無ければ、株主優待を貰いながら保有を続けるという方法が考えられるかと思います。
参考:日本株通信
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