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フィリップス「Hue」でLEDの未来を体験!

2016年4月に新モデルが発売された「Hue」は、1600万色以上という色の再現力や、インターネットにつながるIoT(Internet of Things)を牽引する製品。自宅で手軽にLEDの未来を体験できます。光を自在に操り、照明のクオリティを高めたい人におすすめです!

執筆者:戸井田 園子

PHILIPS「Hue」に新モデル登場

一般電球型のLEDが商品化されたのが2009年。着実に普及を拡大し、今では多くの家庭で使われるようになりつつあります。LED電球は、従来の白熱灯電球・電球型蛍光灯と比べ省エネ・長寿命であることがメリットとして良く取り上げられますが、最も大きなメリットは「ランプの色が変えられる“調色”が手軽にできること」だとガイドは思います。そんな特徴を最も得られるフィリップスの「Hue」の新モデルが2016年4月に発売されました。フィリップスが伝えたい「光」への思いも含めて、お伝えします。
PHILIPS:Hueスターターセットv2

PHILIPS:Hueスターターセットv2


「Hue」で光環境のクオリティをUP!

PHILIPS:Hueスターターセットv2

専用アプリでいろいろな色を再現できる

LED電球として異色を放つ「Hue」は、専用アプリでスマホから照明のON-OFFができたり、好みの色や明るさが簡単に再現できるのが特徴。なんといっても1,600万色以上の色を再現できるのがスゴイところ。あらかじめアプリに設定されている光色から、スマホに入っている写真の空の色や海の色などをタップするだけで、思い出のシーンと同じ光を再現するなど、光を簡単に操り楽しむことができるんです。

 

しかし、ここまで読んできて「でもね、1600万色なんて必要ないし……」と思う人も多いのではないでしょうか。確かに、これだけの色を全て使うことはないかしれません。でも、再現できる色の多さが重要でありません。本質は「光」がどう生活に影響するか、なのです。


人は光は深~い関係があるからこそ、光のコントロールは大事!

PHILIPS:Hueスターターセットv2

太陽が昇り沈むまでの光が、人の体にはしっかりと記憶されている…

まず「人と光」の関係を振り返ってみましょう。そもそも人間には、今でも光による体内時計を持っていると言われます。それは、遠い昔人は自然の光だけで暮らしていたから。生まれてからずっと照明があるとは言え、ろうそくの光に始まりガス灯・電灯と人工光は進化し、長い人間の歴史のなかではつい最近といっても過言ではありません。朝日と共に目覚め、白く明るい太陽光のもと活動し、夕焼けの色で夕飯をとりながら心身をリラックスさせ、暗闇とともに眠りにつく・・・という生活をしていた時の記憶は体に刻まれているのでしょう。

 

PHILIPS:Hueスターターセットv2

明るい太陽の光は、体を覚醒させ活動的にしてくれる

例えば、徐々に明るくしていくことで体は覚醒し快適に目覚めることができると言われます。また、昼間の太陽光に近い明るい光にすることで体が活動モードになり作業効率はアップ、夕焼けに近い橙色にすると体がリラックスするなど、光の効果は多岐に渡ります。皆さんも、太陽にあたるとスッキリ目が覚めたり、就寝間際まで煌々と明るい部屋にいると眠りにくかったりした経験があるはず。やはり体は、光に大きく影響されているのだと思います。これらの効果を踏まえ適した時間に適した光を再現すれば、人はもっと快適な生活が送れるのではないでしょうか?

 

このように人体に与える影響が非常に多い「光」を、容易にコントロールできるのがLEDの素晴らしいところ。そして、そんなLEDの長所を存分に活用できるのが「Hue」なのです。それではそんな「Hue」の特徴を引き続き紹介します!


 
 

新しい「Hue」だからこそできる機能いろいろ

PHILIPS:Hueスターターセットv2

“くつろぐ・本を読む・集中する・やる気を出す”が選べる「ライトレシピ」の画面

専用アプリでは、照明が人体に与える生物学的影響を研究して開発した「ライトレシピ」を新たに搭載しています。“くつろぐ・本を読む・集中する・やる気を出す”など、それぞれに最適な明かりを選ぶことができます。例えば、ライフスタイルに合わせてタイマーでそれぞれのライトレシピを設定すれば、時間ごとに適した光環境にすることも容易にできるのです。ガイドのような在宅ワーカーにとっては、デスク周辺の光を「Hue」にすることで1日の生活にメリハリがでるのも嬉しい効果です。

 

PHILIPS:Hueスターターセットv2

スマホに話しかけると音声で照明の操作もできる新機能も搭載!

また、新モデルではiOSのアプリ「Siri」による音声で照明を操作することができるようになっています。スマホに向かい「明るくして」とか「赤くして」など話しかけると、アプリを介してHueに指令が届き、部屋の光が変化します。スマホを出すくらいなら声でなくても……という気もしますが、声による操作はいろいろな場面で今後の定番になる気がします。そういう意味でも、いち早く音声操作を取り入れているのも、まさに先端をいく提案だと感じました。

 

PHILIPS:Hueスターターセットv2

この「ブリッジ」により、複数の電球が一度にコントロールすることができる

もうひとつガイドが魅力に感じているのは、複数のランプが同時にコントロールできるとこ。通常、事前に配線をしていないと複数の照明を同時にコントロールすることはできません。例えば、10個のダウンライトを設置する場合、照明計画をする段階で4個と6個の2系統に分けるのか、2個ずつ5系統にするのかなどを決めなくてはなりません。しかし「Hue」は同梱されている「ブリッジ」を介して50個までのランプを制御できるのです。住み始めてから、その時の使い方に合わせて組み合わせを自在に変えることができるのは、ものすごく画期的なこと!!設計する側にとっても住む側にとっても、非常に魅力的な機能だと言えるでしょう。

 

PHILIPS:Hueスターターセットv2

スターターセットには、ランプ3個とブリッジが同梱されている

新モデルの明るさは、従来のモデルの600lm(ルーメン)から800lmにアップし、白熱灯の60W相当となりました。同じ明るさの白熱灯と比べ約80%の省エネになっています。スターターセットには、LEDランプ3個と、先に紹介した「ブリッジ」が同梱されていますので、すぐに使い始めることができるのも便利です。

 

LEDの未来を「Hue」でいち早く体験しよう!

PHILIPS:Hueスターターセットv2

ドイツ・フランクフルトで開催された「Light+Building」では、Hueの様々な可能性をデモンストレーションしていた

ガイドは、3月にドイツ・フランクフルとで開催された世界最大級といわれる照明の展示会「Light+Building」を視察してきました。フィリップスのブースでは、紹介した「Hue」がセキュリティー会社とネットでつながることで、不審者が侵入した際に赤い光の点滅で威嚇しつつ通報したり、煙を検知すると点滅して異常を知らせてくれるなどのデモンストレーションがありました。

また、商業用の展開としてスーパーの照明と客のスマホが連動し、客がワインを手に取るとオススメのおつまみがスマホに表示され売り場まで案内する、というシステムの提案など実に未来を感じることができました!このような提案を目の当たりにすると、LEDがこれから私たちの生活に大きな変化をもたらしてくれるという実感が湧きます。そんな未来を、新しい「Hue」で手軽に体験してみませんか?

【参考】メーカー製品サイト・PHILIPS「Hue」

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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