2代目でGLKからGLCに車名を変更

メルセデス・ベンツGLC

ボディサイズは全長4660×全幅1890×全高1645mm。日本登場時は2.0Lのガソリンターボのみで、プラグインハイブリッドやディーゼルは今後導入が予定されているそうだ


フルモデルチェンジを機に、GLK改めGLCを名乗るメルセデス・ベンツのプレミアムミドルサイズSUVが登場した。

GLCは、SUVの拡充、そして車名を整理し直しているメルセデス・ベンツ期待のモデルで、先代にあたるGLKは、個人的には上質な乗り心地はクラストップレベルと思っていたが、日本向けは左ハンドルのみ、そして直線基調のスタイリングも「万人受け」するものとは言いがたかった。

それでも乗ってみると良さが分かるという、通好みのSUVという雰囲気もあったが、メルセデス・ベンツのSUVを示す「GL」と、車格を表す「C」を足して「GLC」と車名も刷新されたわけだ。

メルセデス・ベンツGLC

価格は「GLC 250 4MATIC」が628万円、写真の「GLC 250 4MATIC Sports」が678万円、「GLC 250 4MATIC Sports」の本革仕様が745万円となっている


車名の「C」からも分かるように、メルセデス・ベンツの中核モデルであるCクラスをベースに、全長4660×全幅1890×全高1645mmというサイズに仕立てられている。ライバルはBMW X3(全長4665×全幅1880×全高1675mm)、アウディQ5(全長4630×全幅1900×全高1660mm)のほか、ランドローバーのディスカバリー・スポーツ、レンジローバー・イヴォークあたりだろうか。

操作系はCクラスと同じだが、慣れは必要

メルセデス・ベンツGLC

インパネの眺めはCクラスそのものといった雰囲気。飛び出し検知機能付きブレーキアシスト・プラスやアクティブレーンキーピングアシストなどからなる「レーダーセーフティパッケージ」、縦列・並列駐車に対応する「アクティブパーキングアシスト」などを標準装備するなど、装備は充実


車内に乗り込むと、着座位置と高めの視界をのぞくと雰囲気はCクラスそのものという雰囲気で、メルセデスからの乗り替えなら操作系は戸惑わず使えそうだが、GLCに限らず最新のCOMANDシステムは、タッチパッド、そしてコントローラーの2つのインターフェイスに加えて、ステアリングスイッチや音声操作が可能など、かなり複雑で使いこなすには相当の慣れが必要だろう。

メルセデス・ベンツGLC

エンジン、トランスミッション、ステアリングの制御などが変わる「ダイナミックセレクト」を装備。「Comfort」や「ECO」、「Sport」などシーンに応じてセレクトできる


また、こちらもGLCに限ったことではないが、ステアリングコラム右側にある9ATのセレクターレバーは、右ハンドル車からの乗り替えだとウインカーと間違えそうだし(レバーに注意を促す表示が貼られている)、左にあるウインカーはワイパーと同じレバーで操作するのに加えて、左側には「ディストロニック・プラス」用のレバー、さらにステアリングのチルト&テレスコピックの操作レバーまで生えているからレバーの位置と長さは違うとはいえ、初めてだと間違いなく戸惑うだろう。

オーナーになれば大丈夫(慣れるから)というのは、「ユーザーインターフェイス」としてはいかがなものか? と毎回、同系統の操作方法を採用するメルセデス各モデルに乗る度に思わされるのだが……。

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