今から始めたいカレンダー投資とオススメ銘柄12を紹介

3世代同居を始める人もいる新生活のシーズン

3世代同居を始める人もいる新生活のシーズン

今回は株式ガイドの木村佳子流、配当・優待を楽しみながら、株式投資の成功確率を高められる三世代で楽しむカレンダー投資法を紹介します。

<<コンテンツ目次>>
<1>カレンダー投資で新生活がお得に!3世代同居の人が注目したい理由
<2>木村佳子流!カレンダー投資のポイント7か条
<3>おばあちゃん→ジュニアNISAで孫へ80万円分の銘柄6銘柄を紹介
<4>働く子供世代→自分のNISA口座で新生活応援型のカレンダー投資をする6銘柄を紹介

1.カレンダー投資で新生活がお得に!3世代同居の人が注目したい理由

春は異動、転居が多いシーズンですね。知り合いのシングルマザー看護師さん(30歳代)は便利だけど何かとコストがかかる都会生活を今春で卒業。子供の学校の切りのいいところで親元に帰る決断をして引っ越しました。これから、ふるさとで老親・子・孫の三世代同居暮らしをスタートさせようとしています。

老親がローンを払い終わった実家で三世代が一緒に暮らせば、家賃、光熱費などの生活コストが互いに圧縮できますし、老親が子供を見てくれるので、働きに出やすいですね。老親も孫と接して認知症などの防止効果が期待でき、逆に老親サポートという点では孫の助けがあり、いざというときも心強いものです。三世代で会話をすれば、互いに知らないことを話し知識の幅も広がります。

働く子供が家に食費などを入れれば、世帯キャッシュフローが潤沢になり、それぞれ貯蓄も増やすことができます。 

団塊のひげ世代に属す男性(65歳、既婚、子どもなし)は一人暮らしの高齢の母親(80歳代後半)を引き取ることを視野に自宅マンション周辺で物件を探索中です。

少子高齢化が急ピッチで進行していく今の日本では、親の高齢化に伴って生活サポートのニーズが高まっています。息子、娘が親の暮らしを見守れば孤独死や火災等の不慮の事故を防ぐ効果が期待できますね。

このように一人一人が、これまでの暮らしかたから、家族問題を解決するためのより良い生活を求めて動き出すのが卒業や新年度の区切りが重なる春といえるでしょう。

ちなみに政府もこうした動きを支援すべく、2016年1月20日に成立した平成27年度補正予算で「三世代同居を推進するための良質な木造住宅の整備促進事業」に161億円を割り当て。具体的には、キッチン、浴室、トイレまたは玄関のうち、いずれか2つ以上を住宅内に複数箇所設置する場合の割り増し工事費を補助します。有効に活用したいですね。

さて、今回は「家族で始める新生活応援」型カレンダー投資の提案です。

カレンダー投資法(c)とは私が「初心者でも忙しい人でも株で失敗しない投資法」として編み出したもので、毎月のように配当・優待をもらいながら保有株式の利益確定機会を狙います。

そもそもは「どうして個人投資家は株の利益確定で失敗するのか=売り場で売れないのか」を研究するうち、「売り場を迷わない投資法」として配当、優待先取りで買値で売ってもトータルでは得している投資が一番、効果的だと気が付いたところから、下げ止まった銘柄で配当・優待をもらいながら値上がりを待つのに最適なやり方としてカレンダー投資のノウハウを確立。以降、そのノウハウを提唱しているものです。

2.木村佳子流!カレンダー投資のポイント7か条

カレンダー投資の決めごとはシンプルな7か条で成り立っています。

・投資銘柄は、倒産しにくい事業を営んでいる会社から選ぶ
・チャートが下げから横ばいに移行した銘柄から選ぶ
・配当重視。過去、一株純利益が急減していない会社を選ぶ
・配当、優待の権利確定日をばらして銘柄を6銘柄持つ。すると「毎月のように配当か優待のインカムが得られるカレンダー投資」の基本が完成。後は株数を増やすか、銘柄を増やすか、適宜選択。
・投資金額より株価が上昇すれば売り、空白権利月に新たな銘柄を埋めておく
・6銘柄のうち、値下がりが厳しく、将来性に疑問がある銘柄は利益確定銘柄を売却する際に抱き合わせで売却し、現金を回収する
・高額優待をピンポイントで狙うのではなく、保有株全体でインカム+売却益で元金全体の運用利回りをアップさせることを狙う

さて、この基本を踏まえた上で家族で、楽しめるカレンダー投資を始めてみましょう。

成人した大人の場合、証券会社などでNISA口座を開設すれば、現在、年間買値価格ベースで120万円までの投資に対し、5年以内売却などの条件をクリアすれば、売却益に対して無税が適用されます。

通常、譲渡益(売値-買値の差額)には二割の税金がかかるため、一定期間持つ投資にはうれしいですね。

配当はNISA口座開設先の証券会社口座で受け取る場合のみ無税です。自分の銀行口座などで配当を受け取る場合、二割の税金がかかります。年間の受取配当が2万円とすれば税額は4000円になるので、この差は大きいですね。

「配当を自分の銀行口座で受け取り、おこずかいにしたい」という場合は別として、証券口座に配当をプールし、そこに不足金を足して、カレンダー投資を完成させていく方法が合理的かと思います。

また、2016年4月からジュニアNISAがスタート。大人が利用できる一人一口座の:少額投資非課税制度NISA(ニーサ)に加えて、未成年(0~19歳)者名義で間80万円分、非課税投資枠が設定できます。

ジュニアNISA口座の運用管理は、原則として親権者等(両親または未成年後見人)になります。つまり、親や祖父母が制度期限の2023年まで、毎年、子供や孫名義のジュニアNISA口座で株や投資信託を通じて、将来資金を用意してあげられるのです。

※贈与税は受ける側のトータルで年間110万円までなら申告不要。
※ジュニアNISAで買い付けた株、投信の売却金は原則名義人が18歳になるまで払い出し保留。

今回はおばあちゃん、働くママ、18歳以下の孫の三世代向けのカレンダー投資例を挙げてみましょう。

3.おばあちゃん→ジュニアNISAで孫へ80万円分の銘柄選択例

<選択銘柄の株価は2016年3月18日終値を参考にして作成>

★3月末権利確定(2016年の場合、3月28日までに購入)

■プロネクサス<7893>
・必要資金 株価1200円×100株=約12万円
・年間予定配当21円(3、9月末に分配)
・株主優待 3月末確定で100株以上 クオカード(保有年数1年未満:500円分、1年以上:1,000円分 3年以上:1,500円分)

★4月末権利確定(2016年の場合、4月25日までに購入)

■伊藤園第1種優先株式(証券コード<25935>)
・必要資金 株価 1900円×100株=約19万円
・年予定配当 40円(4、10月末に分配)
・株主優待 4月末確定で100株以上1,500円相当の自社製品(飲料)

★5月末権利確定(2016年の場合、5月26日までに購入)

■モリト<9837>
・必要資金 800円×100株=約8万円
・年予定配当16円(5月末、11月末に半分ずつ)
・株主優待 100株 11月末・5月末の年2回権利確定で各1000円のクオカード

★6月末権利確定(2016年の場合、6月27日までに購入)

■岡部<5959>
・必要資金 株価770円×100株=約7万7千円
・年予定配当24円(6月末、12月末に半分ずつ)
・株主優待 6月末、12月末確定で100株の場合、500円分のクオカード

★7月末権利確定(2016年の場合、7月26日までに購入)

■稲葉製作所<3421>
・必要資金 株価1200~1300円×100株=12~13万円
・年予定配当 24円(7月末、1月末に半分ずつ)
・株主優待 100株の場合、7月末確定でオリジナル図書カード(1,000円相当) 

★8月末権利確定(2016年の場合、8月26日までに購入)

■リテールパートナーズ<8167>

・必要資金 株価1000~1099円×100株=約10~11万円
・年予定配当 実績14円配当に2016年は記念配当+2円で16円(8月末、2月末に半分ずつ)
・株主優待 2月末・8月末確定で買い物券かJCBギフトカードかの選択。100株なら1000円分 (株数に応じてランクアップ)

◆◆◆このコースで要した資金は約70万7000円(2016年3月18日換算)。得られる配当は予想ベースで14100円、優待の金額換算は8000円。投下金額に対するインカム利回りは3.13%。利確できた場合、さらに運用利回りが増します。

おばあちゃん→孫名義ジュニアNISAコースのこの例での考え方ですが、
●配当はジュニアNISA口座でプールし翌年枠で株式購入する資金の一部にする
●優待は孫のおこずかいに充てる

という風にすれば、どうでしょう?
ちなみに、条件が変わらないと仮定すれば、5年間にもらう配当は7万500円、優待4万円になります。

4.働く子供世代→自分のNISA口座で新生活応援型のカレンダー投資をする例

★3月末権利確定(2016年の場合、3月28日までに購入)

■ ノエビアHD <4928>
・必要資金 株価3000円~3100円×100株=約30~31万円
・年間予定配当100円(9月末)
・株主優待 3月末、9月末確定で100株、自社グループ商品セット(税抜2,000円)

★4月末権利確定(2016年の場合、4月25日までに購入)

■日本ヘルスケア投資法人<3308>
・必要資金 株価 18万8700円×1株=約18万8700円
・年予定分配金 4060円(4、10月末の半年毎)
・株主優待 4月末日・10月末日 確定で日本ヘルスケア投資法人が投資するヘルスケア関連施設の運営事業者等(オペレーター等)のサービスを体験。

★5月末権利確定(2016年の場合、5月26日までに購入)

■ニイタカ<4465>
・必要資金 1323円×100株=約13万円
・年予定配当22円(5月末、11月末に半分ずつ)
・株主優待 100株なら5月末ジェフグルメカード500円、11月末に選択制商品
株数でランクアップ

★6月末権利確定(2016年の場合、6月27日までに購入)

■すかいらーく<3197>
・必要資金 株価1470円×100株=約14万7000円
・年予定配当38円(6月末、12月末に半分ずつ)
・株主優待 6月末、12月末確定で100株の場合、1000円の食事割引券

★7月末権利確定(2016年の場合、7月26日までに購入)

■シーズHD<4924>

・必要資金 株価2261円×100株=22万6100円
・年予定配当 44円(7月末確定)
・株主優待 1月末確定で100株なら割引優待、200株なら割引優待とドクター・シーラボ製品1万円相当品 

★8月末権利確定(2016年の場合、8月26日までに購入)

■島忠<8184>
・必要資金 株価 2,613円×100株=約26万1300円
・年予定配当 70円(8月末、2月末に半分ずつ)
・株主優待 1000株から8月末確定で家具10万円の買い物につき10%割引券10枚と同5万円の10%割引券10枚計20枚。ホームセンター部門での買い物3000円ごと300円の割引券40枚買い物割引券

このケースでの買値総額は6銘柄で126万5400円(2016年3月18日終値換算)。NISAでは買い値ベースで120万円までなので適宜、安く買って無税枠内に買値を抑えたいものですね。予定配当額合計は3万5520円。優待は島忠が1000株から、シーズHDが優待品自体は200株なので、この分を除き確実に手にできるのは6500円。投資金額に対する配当・優待の利回りは約3.32%になります。

おばあちゃん→孫コースもママ自分コースも配当・優待利回りは元金に対して3%以上に回る勘定です。もちろん株価は買値より値下がりすることがあるので、数年単位でよほど値下がりしたら買い増ししたり、値上がりしたら売ったりして、上手に運用していきましょう。

基本は掲げた7か条を参考にまずは、権利確定月をばらし、配当と優待を毎月得られるように銘柄選択。食材や洗剤、利用割引券など生活応援優待をゲットしながら利益確定チャンスを狙います。

家族でカレンダー投資を大いに楽しんでみてください。もちろんおひとりさまも活用してくださいね。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。