男のこだわりグッズ

「快適さ」で選べば、耳掛け式無線イヤフォン最強説

無線接続の高音質イヤフォンの中で、ガイド納富イチオシなのがklipsch「R6 Bluetooth」。これを例に、「音質」よりも大事なことがある無線イヤフォンを、オーディオ専門家とは少し違う「快適さ」をキーワードに紹介します。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

無線イヤフォンの欠点を解決してくれる「耳掛け式」の魅力

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ガイド納富も愛用する耳掛け式無線イヤフォン、Klipsch「R6 Bluetooth」18144円(税込)

Bluetooth接続による無線イヤフォン自体は、もう随分前からありました。ただ、その多くは、ヘッドセットとしての利用がメインで、音楽などを楽しむには、音質もまだまだでしたし、そもそもステレオイヤフォンはほとんどありませんでした。

その後、オーディオ用として、左右のユニットが繋がれた無線イヤフォンが登場しましたが、「それは無線といえるのか?」と思っていました。

ところが、実際に左右セパレートタイプの無線イヤフォンが登場してみると、それを耳に差し込むだけで街を歩くのは、ちょっと怖いと思ってしまいました。何だか、うっかり落としそうだし、左右を確認するのも面倒くさそうだし、何より、二個充電する必要があったり、なくしそうだしと、色々考えてしまい、結局、購入には至りませんでした。

このように、具体的に無線イヤフォンについて考え始めたところに登場したのが、Klipschの「R6 Bluetooth」でした。

無線イヤフォンというにはかなり本体が大きい「耳掛け式」だったので、最初はスルーしようと思っていたのですが、ちょっと考え直しました。よく考えると、この「耳掛け式」というのは、これまで考えていた無線イヤフォンの欠点のいくつかを解決してくれるのではないかと思ったのです。


タッチノイズ・装着の重さで考える、耳掛け式のメリット色々

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これが全体像。左右の耳掛けがケーブルで繋がれ、耳掛けからイヤフォンユニットが出ているという構造。

まず、イヤフォンに付きものの欠点の一つに、タッチノイズがあります。ケーブルが服などに当たった震動が、耳に差し込んでいるイヤフォンユニットに伝わってしまうことで起こる不快なノイズです。

先述の3タイプ(左右のユニットが繋がれた無線イヤフォン、左右セパレートタイプの無線イヤフォン、左右のユニットが繋がれた耳掛けイヤフォン)で比較していきます。

セパレートタイプの無線イヤフォンだとタッチノイズは当然ないと考えて良いでしょう。無線でも左右のイヤフォンユニットがケーブルで繋がっているタイプだと、多少タッチノイズが生じてしまいますが、耳掛けタイプの場合、左右を繋ぐケーブルとイヤフォンユニットの間に耳掛けがあって、ノイズが直接イヤフォンユニットに届くことがありません。そのため、ケーブルがあるにも関わらず、タッチノイズがほぼ無いのです。
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耳掛けのカーブが耳にフィットして、とても自然な掛け心地なのだ。

次に、イヤフォンユニットの重さについても考えてみます。

Klipschの名作イヤフォン「x10」は、ユニットがとても小さく軽く、とても快適で、しかも音が良いということで愛用者が多いアイテムです。そのくらい、軽いというのはイヤフォンに重要な要素なのですが、無線イヤフォンはバッテリーの問題で、そこそこの重さがあるものが多いのです。

その点、耳掛け式は、耳掛け部分に重さが集中していて、イヤフォンユニットは上から吊り下がった状態のため、ユニット自体の重さは無いに等しい着け心地になります。耳掛け部分の重さは、メガネを掛けているのと同じ感じで、耳への負担はほ感じないのです。

タッチノイズがない状態で、装着の重さもほぼ感じずに、外を歩きながら音楽を聴いていると、ちょっと驚くくらいに音が自然に耳に入るというか、イヤフォンを付けている感じがしないのです。この感覚こそ、イヤフォンが無線であるメリットではないかと思いました。

また、細かいことですが、耳掛け式のメリットとして追記したいのが、ちょっと耳から外す際に、イヤフォン自体はセットされた状態で、イヤフォンユニットだけを耳から外すことができるということ。これが、ガイド納富にはとても有り難いのでした。

「R6 Bluetooth」のオーディオ機器としての実力

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右側の耳掛け部分にUSB端子と電源スイッチを装備

では、「R6 Bluetooth」の音はと言うと、これが無線イヤフォンとしてはかなり良い方だと思っています。もちろん、高級有線イヤフォンには全く敵いません。同社の「x10」と比べても、音の傾向は似ているものの、じっくり聞き比べるまでもなく、その差は明らかです。ところが、外を歩いたり、電車の中で、mp3などの圧縮音源を聴く限りでは、その差が気にならないどころか、むしろ「R6 Bluetooth」の方が快適なのです。
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充電に使うUSBケーブルとポーチ、イヤーパッドが付属する。イヤーパッドはシリコン製。

音が良いではなく、「快適」というあたりが微妙ではあるのですが、外では、オーディオとして「良い音」が鳴っていることよりも、「気持ちよく音を楽しめる」方が重要だったりします。そもそも、有線では無く無線イヤフォンを選んでいる時点で、音質よりも快適を選んでいるのですから。

その点、タッチノイズがなく、装着感が快適で重さを感じず、それなりの音がしっかり鳴っているというのは重要なことだと、ガイド納富には感じられるのです。

ガイド納富のこだわりチェック「操作性のよさ」

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「R6 Bluetooth」のリモコン全体がボタンとして機能するため、操作性がとても良い。ボタンを探らなくて済むのは快適だ。

「R6 Bluetooth」の快適さの要素としては、リモコンの操作性の良さも挙げられます。

このリモコン、ボタンと呼べる形状のものは、再生/停止と着信に使う一つしか付いていないのですが、リモコン全体の上の方を押すとボリュームアップ、下の方を押すとボリューム減少、そして上の方の長押しで次の曲へ、下の方の長押しで前の曲へという操作が行えます。

この「わざわざボタンを探さなくても操作できる」という形は、イヤフォン用のリモコンとしてはとても重要なことだと思うのです。

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iPhoneから、「R6 Bluetooth」自体のバッテリーの残量が確認できる。バッテリーの持ちはかなり良く、ほぼ丸一日の使用に耐える。

Bluetooth接続は複数機器と行えるので、ガイド納富はデスクトップパソコン、iPhone、iPadとそれぞれペアリングして切替えながら使っています。iPhoneから、「R6 Bluetooth」自体のバッテリーの残量も確認できます。これもまた快適です。

特に、深夜に仕事をすることが多く、音を出しにくい環境のガイド納富にとって、一つのイヤフォンを装着したまま、いくつかの機器を使い分けられるのは、本当に助かるのです。

また、無線イヤフォンの場合、ケーブルを引っ張ったり捩じったりという事がほぼないので、ケーブルの断線の心配が少ないのも嬉しいところ。

きちんと良い音で聴きたい時のために有線イヤフォンも持ち歩いていますが、普段の外出には、既に手放せないイヤフォンになっています。機能の割りに価格が手頃なのもありがたいですね。

<関連リンク>
Klipsch「R6 Bluetooth」の詳細はこちら

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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