株価急落の今こそ狙いたい株主優待銘柄2
株価下落時は普段は買えない優良株主優待銘柄を買うチャンスです!
しかしながら、米国の利上げが視野に入ってくれば中国を含めた新興国は苦境に陥ります。ドル高が進み、自国の通貨安が進めば、外貨建て債務が大きく膨らむことになり、苦境に耐えきれなくなる新興国や企業も出てくるはずです。このように考えると、2016年は株価が急落する可能性孕んだ年と言えそうです。
イオン(東証1部 8267)に注目
しかし、株価が下がったタイミングでは普段は買えないような優良株を仕込むチャンスと捉えることもできると思います。そこで注目したい有料株主優待銘柄の1つがイオンです。2015年8月につけた高値から3割ほど下がっています。以下、銘柄データです。【銘柄データ】イオン(東証1部 <8267>)
予想配当+予想優待額面利回り:9.48%
【2016年2月24日株価】 1,434円
【配当獲得最低投資額】 100株=14万3400円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 28円
【株主優待権利確定月】 2月末、8月末
【優待内容】 詳細は同社のHPをご覧ください
イオン<8267>は我々庶民にはスーパーやショッピングモールとして馴染みが深いですが、スーパーの他にも専門店、デベロッパー、金融などを持つ純粋持ち株会社となっています。今回は100株を購入し、半期100万円までのお買上金額に対し3%の返金率でキャッシュバックされるオーナーズカードを入手。月間3万円の買い物をしたことを想定しています(つまり、株主優待の評価を3万円×12ヶ月×0.03%=1万800円で評価)。
近くにイオンやマックスバリューがある方にはとってもお得な優待だと思います。前述の実質的な配当利回りが高いほか、一部店舗にはなりますが、買い物の合間にゆっくりくつろげるイオンラウンジを利用することも可能です。
もっとも、株価のトレンド的には50日移動平均線が200日移動平均線を下に突き抜けるデッドクロスが2月上旬に発生しています。これは長期的な下落トレンド入りのサインですので、まだ調整する可能性があります。したがって、現在は虎視眈々と安値を狙う時期にあると思います。
ちなみに直近の業績を確認すると2016年2月期第1-3四半期の業績は売上が18.9%増の6兆360億円、営業利益が63.8%増の8085億円、経常利益が43.9%増の8199億円、純利益が1747億円の赤字(前年同期は2936億円の黒字)でした。純利益が赤字なのは、新規連結企業の段階取得に係る差益の減少に加え、税率変更の影響を含めた法人税等合計の増加、少数株主利益の増加などが主な要因で心配はいらないと思います。ちなみに、通期予想では1.0%増の425億円の黒字予想となっています。
参考:グローバルリンクアドバイザーズの最新投資情報
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