引っ越しで出た家具は上手に売ろう
引っ越しで出る不要な家具は、処分するにもお金がかかる。そこで出費を抑えるためにも売ることを考えよう
そこで捨てることから売ることに考えをシフトしてみましょう。実際にネットオークションなどでも家具や家電など大型商品が出品されています。ただし、一般的な小物商品とは違う点もあるので要注意。どうすれば上手に売れるのかポイントをまとめてみます。
引き取り可能にする
家具などの大型商品は、落札した後の発送がけっこう問題となります。通常使っている宅急便ではサイズアウトしてしまうので家具専用の輸送方法をとる必要があります。各宅急便会社では家財輸送のサービスがあるので、基本的にはこれを利用することになるでしょう。とはいえ、気になるのが料金です。サイズや重さにもよりますが数千円単位になってくるので、送料をふまえた落札価格も下がってきてしまいます。そこで取り入れたいのが「引き取り可」。つまり「取りに来ても大丈夫です」ということです。同じ都道府県、あるいは近県にお住まいの場合はトラックがあれば家具を運ぶことができるので、業者に頼むよりも輸送費が安くすむというわけです。ただし、引き取りに来るということは直接相手に会うということなので、女性の場合には家族や知人の男性、恋人などに一緒にいてもらった方が安心だと思います。
送料を折半する
さきほど輸送費がかかるという話をしたのですが、引き取りができない距離の場合には、送料の折半などを考えてみるといいと思います。落札者の料金負担を少しでも減らすことによって、落札価格が上がる可能性があるからです。とはいえ、とても大きくて重い家具で、しかも送り先が遠くになると料金も高くなるので、折半とはいえ出品者の負担も大きくなります。そのため、この方法を使うときには、スタート価格をある程度高くしておく必要があるでしょう。また、場合によっては「北海道や沖縄などの離島には送れない」と先に断り書きをしてもいいかもしれません。出品の時点で注意書きがあれば、後からクレームがくることはありません。こういったマイルールに関しては、お互いに気持ちよく取引をするためにも必要なことなので、過剰にならない程度に書いておくのがオススメです。
1円スタートにする
処分をする費用を払うくらいなら、1円でもいいから売ってしまった方がいいという考え方もあります。1円スタートにしておくだけなので、複数の人が入札すれば価格が上がっていきますし、仮に1人しか入札者がいなくても出品者は損をしません。この場合、送料は全額落札者負担にすること、引き取り可能にするのがポイントです。ただし、ヤフオク!の場合、落札価格が624円以下の場合、システム手数料として54円がかかります。これを踏まえると、54円スタートにするか、モバオクや楽天オークションなどを利用することを考えていく必要がありそうです。古い家具は「アンティーク」と位置づける
実は私も高校生の時に使っていたのですが、私の曾祖母が使っていたタンスが今でも実家にあります。比較的古い家の場合には、昔からずっと使っていた家具がけっこうあるもので、実はこれらはアンティークとして売ることができそうなのです。オークションにはアンティークのカテゴリがあったりするので、昔の物を探している人はけっこういます。見た目がアンティーク調の家具はあるのですが、実際に時間の経過によって造られる雰囲気を求める人も多いのは事実でしょう。高いお金を払っても家具をそろえていくので、こういった人をターゲットとして出品するのも手だと思います。出品するときにはアンティークのカテゴリに出品すること、タイトルに「アンティーク」「昭和」などのワードを入れるのは鉄則です。
こういったポイントをふまえ家具を上手に売っていけば、引っ越し費用の負担がかなり減るかもしれません。