Proenza Schouler(プロエンザ スクーラー)
たおやかなムードを呼び込むプレイフル演出として、肩の素肌をさらすベアショルダーやオフショルダーにフォーカスが集まる。鎖骨ゾーンが主体だったこれまでの肌見せよりも踏み込んで、二の腕あたりまで出すあでやか露出が着姿をつやめかせる。両方の脚をのぞかせるダブルスリットも出現。スリットの切れ込み具合もこれまでより深い。サイド位置ではなく、正面に入れる点もセクシー度が高い。肩口や脇から肌を出す演出や、薄布やレース越しのシースルーも広がる。たっぷりの布を波打たせるラッフルは着姿に優美な起伏をもたらす。肩口や身頃、裾などあちこちに配してドレープを躍らせるのが、この春夏のあしらい方。アシンメトリーなカッティングがラッフルの主張を際立たせる。袖先の広がったベルスリーブや、とがった裾先のハンカチーフヘムなどのディテールもドラマティックな着映えにいざなう。
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