新宿に水着持参で集合?!

年の瀬に水着持参で新宿のビル集合

年の瀬に水着持参で新宿のビル集合

桐谷広人さんに、「1年間お世話になったお礼にごちそうさせて下さい」と連絡すると、桐谷さんに指定されたのは、新宿のあるビルの中、それも「水着持参で来て下さい」とのこと?!私は、年の瀬に水着持参で新宿に行くのは生まれて初めてです。桐谷さんじゃなかったら、どえらいセクハラ発言だわ・・・と、いい歳をして思いつつ指定されたビルに行くと、そこはスポーツクラブでした。

その年の株の取引が行われる最後の日を『大納会(だいのうかい)』と言います。その大納会の取引終了後、自転車をこいで汗だくになってやって来た桐谷さん。フロントに「よろしくお願いしますね」と言うと、なぜか私まで「どうぞ」と通されるVIP待遇。

ガイド山口
「桐谷さん、すごいですね。ここも株主優待ですか?」

桐谷広人さん「いえいえ、ここはちゃんと会費を払ってるんですよ」

山口「株主優待で生活する優待族は、家賃と、税金以外はお金を使わないと思ってました」

桐谷さん「スポーツクラブの優待銘柄も持ってますけど、その優待券を金券ショップに売って、ここの会費を払っているんです。今日が、年内最後の営業日なので広いお風呂に入っておかないと。私は平日の会員だから6時までに出ますよ」

山口「今4時半すぎだから、あと1時間ちょっとですよね?」

と聞き終わらないうちに、入り口に走る桐谷さん。


ジャグジーでゆく年を振り返る

水着に着替えて、プールに行くと、すでにゴーグル、キャップ、水着姿の桐谷さんがスタンバイ。その後ろに広がるのは、プール4コースの他に、打たせ湯やジェットバスもあるリラクゼーションプールでした。
もちりん自転車でやって来る桐谷さん。「9800円の自転車なんですけど、15000円くらいのを買えばよかったかな」かごに入っているバッグも優待です。

もちりん自転車でやって来る桐谷さん。「9800円の自転車なんですけど、15000円くらいのを買えばよかったかな」かごに入っているバッグも優待です。



冷えきった体をジャクジーで温めた後、リラクゼーションプールの打たせ湯やジェット水流でコリをほぐすと、「あ~極楽、極楽」と思わず言いたくなります。

桐谷さん
「外へ行きますよ」

山口「外って、水着で?真冬ですけど」

と、これまた言い終わらないうちに、スタスタとガラス戸をあけて、水着一枚で真冬に新宿のビルの屋外に出る桐谷さん。さむっ。なんと、外には屋外プールがあり、その先にジャグジーが!もちろん温水なので、新宿の夜景が広がる屋外ジャクジーはまさに、大都会の露天風呂。桐谷さんは、ジャクジーに座ると足をぷかぷか浮かせながら、

桐谷さん「初めて追証でやられた日も、『あ~あ、200万円くらいやられちゃったな』って思いながら、このジャグジーにつかってましたね。家に帰ると、取引画面が真っ赤になっててあわてましたけど」

山口「桐谷さんが、お金を払っても来たい訳がわかりました。ここは、都会のオアシスですね」

桐谷さん「ここで、ジャグジーにつかりながら、原稿を考えたりね。大きいお風呂に入ると、気持ちいいから週に何度か来てますよ。マシンなんかは、毎日自転車をこいでますからやらなくてもいいんですよ」

山口「プールは?泳ぐんですか?」

桐谷さん「500メートルを平泳ぎで、12分30秒で泳ぎます」

山口「細かいですね、12分30秒?」

桐谷さん「50メートルを、1分15秒で泳ぐことにしているんです」

山口「なるほど、桐谷さんらしい。今年もお忙しかったですね」

桐谷さん「これ以上お金をもらっても、貧乏性で使えないから、今年は仕事をお断りすることもありましたね。それでも、10月は地方だけで9回講演会がありましたから忙しかったですね。月曜から夜ふかしのファンレターも、6月の放送のを12月に見つけたりして」

山口「あ~、そこに、いいご縁があったかもしれないのに」

桐谷さん「おおみそかまでの花やしきのパスポートも、素敵な女性が現れたら行こうと思ってとっておいたのに。使えなかったから、明日一人で行こうかな」

山口「花やしきと一人ぼっちの桐谷さん・・・。絵になるわ~。いえ、ごめんなさい。テレビ的だなと思って。株も、年末年始はお休みですね。今年は、日経平均が19年ぶりの高値、1万9033円71銭で、去年末より1582円94銭高でした」

桐谷さん「よかったと思いますね。来年は2万円台にのせるとも言われていますしね」

9800円の自転車で金券ショップに

6時までに出なくてはいけないデイリー会員の桐谷さんは、あわただしく、スポーツクラブを後にし、自転車を押して新宿西口の金券ショップに向かいます。道すがら、
金券ショップで優待が高く売れてごきげんな桐谷さん

金券ショップで優待が高く売れてごきげんな桐谷さん



桐谷さん「今年は年賀状を400枚買いましたよ」

山口「そんなに書くんですか?」

桐谷さん「書くのは300枚くらいですね。1枚5.5円安く買ったから、お年玉くじの発表を見て外れたのを郵便局に持って行って、書き損じハガキとして交換してもらうんです」

山口「わかった!交換手数料は5円ですから、1枚0.5円、100枚で50円お得!って、桐谷さん、億万長者なのに主婦も脱帽のマメさですね」

桐谷さん「山口さん、金券ショップはよく利用しますか?」

山口「はい、ときどき」

桐谷さん「私は優待券をよく売りに行きますけど、値段がずいぶん違いますから、いくつか聞いたほうがいいですよ」

山口「優待初心者は、お店の言い値で売っちゃいそうですけどね」

桐谷さん
「私はその値段じゃ売らないと行って店を出ることもありますよ」

西口の金券ショップに着くと、ファンにすぐに見つけられ「写真撮って下さい~」と囲まれつつ、お店の中へ。今日は納得のお値段で優待券が売れたようです。

きづなずしで優待を語る桐谷さん

新宿のきづなずし(SFPダイニング<3198>)は、桐谷さんのお気に入りのお店のひとつです。
これでなんと980円!お刺身も、新鮮でおいしくてガイド山口も感動!

これでなんと980円!お刺身も、新鮮でおいしくてガイド山口も感動!



桐谷さん「ここの980円のちらし寿司を食べたら、他ではちらしが食べられないくらいおいしいんですよ。食べ放題のお寿司も、普通のお寿司と同じネタで、おいしいですよ。この前、雑誌の対談で大食いアイドルの“もえのあずきさん”は120貫食べましたから」

山口「やりますね、もえあず!今日は何にします?食べ放題にしますか?」

桐谷さん「私はそんなに食べられないから、980円のばらちらし丼と、いかの姿焼きをもらいましょうか」
おいしそうに、お気に入りの「ばらちらし丼」を召し上がる桐谷さん

おいしそうに、お気に入りの「ばらちらし丼」を召し上がる桐谷さん



山口「特選寿司じゃないところも桐谷さんらしいわ。優待がたくさんあっても、胃袋はひとつですから、使い切れない優待券があるんじゃないですか?」

桐谷さん「あるんですよ。これは、六本木の高級レストランが3割引きになる優待券。こういうのは、お金を払わなくちゃいけないから後回しになるんです。こっちはカタログギフトだけど、部屋に置いておいたら見つからなくて、このポプラの優待も出てきたら期限が切れていましたね」
こんなに使えなかった株主優待が・・・ショック!

こんなに使えなかった株主優待が・・・ショック!



山口「優待財布に入れ忘れていたのがあったんですね。残念」

桐谷さん「これも最近98円になっていたのを優待で買いましたよ」

山口「だんだん、株式投資ではなく、節約術みたいな話になってまいりました」

桐谷さん「優待投資をやっているといいですよ、お金使いませんから」

山口「それだけ株があるのに、まだまだ買っていらっしゃるんですよね」
このニットの帽子は・・・

このニットの帽子は・・・



桐谷さん「毎日、売買しますよ。だいたい寝る前に値上がりしそうな銘柄を10万円の予算で、指し値をいくつか入れておいて、起きたら1銘柄3000円とか1万円くらいもうかっていますから、うれしいですね」

山口
「そういう、細かい売買もなさるんですね。農耕型投資法というより、地引き網みたいな」

桐谷さん「そうですね」
98円!「いい物が、安くなっているのを買うのがいいんですよ」

98円!「いい物が、安くなっているのを買うのがいいんですよ」



山口「魚がかからなくて株価が下がっていても、きっと買うんですよね」

桐谷さん「株安はバーゲンですから、買います」

山口「『落ちてくるナイフを拾ってはいけない』っていう格言がありますけど」

桐谷さん「私は、ナイフに見えなくて、ダイヤモンドが落ちてくるように見えるんです。わ~いダイヤモンドだ!と思って両手広げて取りに行って、血まみれになることもありますけど」

山口「(笑)血まみれって・・・。来年は、血まみれにならないように、もうけたいですね!」

桐谷さん「そうですね」

桐谷さんを980円のばらちらし丼といかの姿焼きでおもてなししようと思ったら「これ使って下さい」と3割引きの券を下さいました。お礼にしようと思ったのに、すごく安上がりですみません。

お店の外に出た後、桐谷さんは
新宿の夜の街に消えていく桐谷さん。この後も優待のお買い物は続いたそうです。

新宿の夜の街に消えていく桐谷さん。この後も優待のお買い物は続いたそうです。



「今からヒルトンホテルの地下の生活彩家で、優待券でポテトサラダを買わなくちゃ。レトルトで、優待のお米といっしょにいただくといいんですよ。では~~」

と、夜の新宿へ自転車と共に消えて行ったのでした。

翌日のおおみそかは、バンダイナムコホールディングス<7832>の株主総会のおみやげの花やしきパスポートを使うために一人で花やしきに行き、武蔵野興業<9635>の映画優待券を使って映画を見て、ゲオホールディングス<2681>の500円の割引券を使って、なぜかリサイクルショップのジャンブルストアで新品のパンツを2枚買い、またきづなずしで食事して、お店からもらった30%割引券を使ったそうです。おおみそかに、桐谷さんがあわただしく自転車で走り回る姿が目に浮かびます。

桐谷さんの注目銘柄は?

そして年が明けた2016年。4日の大発会(その年の株取引がスタートする日)から下落を続けた株価は、20日時点でも止まらず日経平均は年初から13%安となりました。申年は「騒ぐ年」と投資の格言では言われていますが、騒ぎすぎくらい毎日暴落しています。

桐谷さんと、年末に冗談で話していたまさに落ちてくるナイフ状態です。不安になっている投資家も多いと思いますが、桐谷さんはどうしているでしょうか?

山口「桐谷さん、どうしていますか?」

桐谷さん「大バーゲンですからね(うれしそうに)。今日も、20銘柄くらい指し値を入れておいたら、みんな刺さっちゃってね。どんどん買ってますよ」

山口「落ちてくるナイフを素手で拾っている感じですね」

桐谷さん「そうですね。血まみれです(笑)。みずほフィナンシャルグループ<8411>を213円で買ったら、そのまま下がっていきましたよ。でも、いいんですよ。もともと私は、優待と配当と合わせて4%の銘柄を買っていますから」

山口「余裕ですね」

桐谷さん
「長年の経験でね、どんな相場も下がりっぱなしではなくて、いつかは上がりますから。もったいないなと思うのは、こんなバーゲンの時に売って損して投資をやめちゃう人がいることですね。我慢してずっと持っていられる投資をしていれば、上がった時に、もうかってよかったな~とみんなで言えるのに」

山口「1割2割下がってもガマンが出来ない額で、投資をしてはいけないということですね」

桐谷さん
「お金を増やしたいと思っているのに、FXや信用取引でパンクして大損してやめちゃうのはもったいないですね」

山口「やはり今年も、農耕型と地引き網型投資法で行きたいと思います。桐谷さん、こんな時に注目したい銘柄ありますか?」

桐谷さん「私はね、お台場がいいと思うんですね」

山口「お台場?」

桐谷さん「春になるとデートしますよね。お台場に大観覧車があって、サノヤスホールディングス<7022>の優待は、観覧車の利用券が2枚もらえますよ。ワイシャツのメーカー山喜<3598>の優待券は、お台場の直営店のアウトレットで使えますし、東宝<9602>の株を100株持っていれば、都内最大級の13シアターのシネマメディアージュも割引券で見られますからね」

山口「なるほど。デートで行きたいところの株を買う!桐谷流暴落時に気分が盛り上がるという訳ですね。桐谷さんも美女とデート出来ますように!」

桐谷さん
「はい、がんばりますよ」


桐谷さんは、今の暴落を楽しんでいらっしゃいました。さすが、2億円損をして復活した男は違います。みなさん、くれぐれも値下がりしてもドキドキしないお金で株式投資をなさってください。桐谷さんの注目銘柄は、株の値上がりを予測したものではなく、個人的なご意見です。投資の判断は必ずご自身でなさって下さい。

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