「プチご褒美の“鉄板”」を持っているのが、本当のオトナ女子

もういい大人になったんだったら、自分にフィットした「プチご褒美」を1つはフトコロに持っておきたいもの。何かあって明日頑張れそうにないときに、「これをやれば8割の回復はカタい」という“鉄板”のヤツです。

酸いも甘いも1回ずつぐらいは経験してきた私たちは、そろそろ自分が満足するあんばいを心得ているはず。もうアレコレ試すのではなく、何も考えずさっと行ってさっと満足して、明日に備える。これが「大人」ではないかと思うのです。

その「プチご褒美」として、皆さんのフトコロにぜひとも追加していただきたいのが「立ち食い飯」。立ち食い飯のいいところは、相手に合わせて食べ物を選ぶ必要もなければ、時間を気にする必要もないこと。つまり、1人で気軽に入れて、ちょっと贅沢なものを食べたい分だけ味わえる……最高にちょうどいいプチご褒美なのです。

近年はそばや寿司などの定番に加え、焼肉やステーキ、ピザなんかもありますが、今回は中でも女子1人ではちょっとハードルが高そうな「立ち食い焼肉」にトライ。しっかりと堪能……ではなくて、取材してきましたよ! もちろん1人で。

立ち食い焼肉ブームの火付け役「治郎丸」

店舗入り口

西武新宿駅の真横にあります。ちなみに、隣の店は気にしないのがお約束

立ち食い焼肉「治郎丸」は、立ち食いスタイルの焼肉店。全席立ち食いなので厳密な席数は無いのですが、コンロは6つなのでめいいっぱい入っても10人程度で満席のようです。

肉の種類はホルモン系から高級部位まで様々ありますが、このお店最大の特徴がお肉を1枚単位で注文できるという点。つまり、1人で行っても好きな種類を好きなだけ食べられるのです。高校部活男子のように無限に食べられる、というわけではないアラサー女子にはうれしいシステムですね。

さて、立ち食い飯初心者の方に1つお伝えしておきたいことがあります。それは、立ち食い飯では「注文するものを入店前に7割ぐらい決めておく」というのがセオリーということです。さっと食べたくて来ているのに、「メニューに悩んで時間を消費する」というのはスマートではありません。時間を使うなら、味わう方に使うべし!
では「残り3割」はどうするのかというと、食べながら必ず「追加であれ食べたいな」「今日のおすすめのあれもいいな」という気持ちが出てくるので、そのために「3割」はとっておくのです。
(ちなみに一人カラオケのときも、出だし3曲は店に向かいながら決めていますが、その話はまた別の機会に……)

ということで、今回も最初に注文するものは予め決めてから向かいました。すると、「最初に飲み物とお肉を5種類ぐらいまとめて注文して下さい」と店側からお願いが……。自然と身に着けていたセオリーのおかげで出だし好調です。
初めての入店なのに、模範客のような振る舞いで注文。そして堂々と肉を待ちます。

ちなみにここまで読んで「アラサーとかいって本当はおっさんが書いてるんだろ」って思ったあなた、それは31歳女子という「アラウンドといっても30代側のやつ」が書いているからであり、そのヨミは半分正解です。
カウンター

店員さんも寿司屋のような装い

寿司屋をイメージして作りこんだ内装ということで、手前のガラスケースなども含め、ぱっと見は寿司屋そのもの。このこざっぱりとした雰囲気が入りやすくてアラサーには助かります。壁に並ぶメニューはその日の仕入れ状況で変わるとのこと。

ふとカウンターに並ぶ他のお客さんを見ると、1人で来ているおじさまたちが「おや……」と訝しげにこちらを見ているような気がしましたが、その雑念は肉が来た瞬間にどうでもよくなりました。この肉への情熱が大事!

さて、いよいよ肉のご入場です!
サーロイン、ウチモモ、イチボ

 

左から、サーロイン、ウチモモ、イチボ。こちらは1枚270円以上の高級ライン。
タン下、タン先、セロリの浅漬

 

こちらは、タン下とタン先。タン先はレモンと一緒にいただきます。奥に見えているのはサイドメニューのセロリの浅漬け。ほんのり昆布風味で、肉の合間に食べるとお口サッパリ。

右手にはビールもスタンバイし、いよいよ開始!
コンロとビール

いよいよ1人焼肉の開始!

まずはタン先とイチボをジュ~……
イチボundefinedオンザライス

 

……からの、オンザライス。腰回りの贅肉が気になるので、ご飯は半ライスです。まあビールも飲んでますが。

イチボは伊万里牛というブランド牛で、脂の甘みが際立っていました。まさにご褒美飯のファーストバイトにぴったり。タン先はコリコリとした食感で、噛めば噛むほど旨味が広がります。それに比べ、タン下は柔らかくスルンといただけました。

続きまして、サーロイン。
サーロイン

 

この厚み!
火が上がるサーロイン

 

このサーロインは長崎牛。裏返したらしたたる脂で火が上がるぐらいジューシーです(火にビビってカメラがブレました)。口に入れるとまず脂身がガツンときて、厚みがあるため食べごたえも充分。薄口のタレととても良く合います。
ウチモモundefinedオンザライス

前半でテンションが上がりすぎてこの時点でご飯がほぼ無い

こちらはウチモモ。甘みがあってホロホロとほどける食感でした。
ホルモン

 

まだまだ行きますよ! こちらはホルモン、ヤンとマルチョウです。ホルモン系は1枚30円からと非常にお手頃価格。隣のおじさまはずっとホルモンをつまみに瓶ビールを飲んでいました。もちろんお一人で。
マルチョウ

脂の焦げるいいかほり

ホルモンは下味がしっかりついていて、何も付けなくても充分美味。甘く香ばしい脂を、ビールで流しこむ……くーっ!

もうちょい行けそうだ、と確信し、追加で3枚注文。
イチボ、スジ

 

こちらはランプとスネ。スネは赤身で上品な味わいです。ランプは柔らかくて口当たりがよく、脂っぽくないので後半戦におすすめです。
レバー

 

最後は裏メニューのレバーです。臭みはなく、しっかり焼いてもトロっと濃厚。ごま油と塩の特製ダレでいただきました。

ふぅ、この辺りでお腹いっぱい……。ぱくぱくと食べてきましたが、気づけば10種類ものお肉が味わえました(うち半分は高級部位)。これにセロリの漬物、半ライス、生ビールもあわせてお会計は3000円ちょい。ホルモンから高級部位まで一通り食べられて約3000円なら、迷わず行ける範囲ですね。今後私の中では、“鉄板”のレギュラー入りしそうです。

ぜひ皆さんも、「ああ肉に癒やされたい……!」と追いつめられた時に、ふらっと食べに行ってみて下さい!

※いきなり1人では行けない……という方は、最初は誰かを誘って行くのも良いでしょう。でも、徐々に一人立ちすることをおすすめします。あなたは「1人で立ち食い飯を食べている妙齢の女って少しゾッとしないだろうか」と思っているかもしれませんが、大丈夫。誰もあなたのことは知らないし、きっと気にしていません……

■今回取材したお店
治郎丸
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-26-3
営業時間:11:30~翌5:00
電話番号:03-6380-3292
http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13171155/
※通常メニュー・裏メニューともに、日によって変わります。
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