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バルミューダの「リベイク」イベントに行ってきました

11月某日、都内で「BALMUDA ザ★リベイク ナイト」と銘打ったイベントが開催された。その名の通りバルミューダのザ・トースターを使ってリベイクされたパンを楽しみまくろうという本催しに、お腹を空かせた記者が足を運んだ。

執筆者:All About 編集部

冷めたパンをどう食べるべきか、記者は真面目に考えた

世の中には2種類のパンがある。焼きたてのパンと、それ以外のパンだ。ほとんどの人はできれば前者のパンを味わいたいと考えているだろうが、すべてのパンを焼きたてで楽しむことは、自身でパンを作らない限りは物理的に言って正直難しい。そうなったとき、選択肢として出てくるのが、パンを温めるというアクションだろう。

パンを温める――これが簡単なようで、じつは意外と難しい問題なのだ。まず思いつくのはレンジで手軽にチンする方法だが、そうやって温められたパンは、ハッキリ言って焼きたてのソレとはまったくの別物である。水分が失われ、シナシナ(あるいはパッサパサ)になったパンは、お世辞にも「焼きたてに近い美味しさ」とは言い難い。

トースターを使う方法もある。これは世間一般で“リベイク”(焼き直し)と呼ばれているらしく、レンジでチンよりはグッと焼きたての味に近づくことができるのだ。しかし、温度や時間の調整がなかなかに繊細で、やり過ぎれば真っ黒焦げに、逆に足りなければ生ぬるいパンを味わうことになってしまう。

嗚呼、やはり冷めたパンはどこまで行っても冷めたパンなのか……と、わざとらしい前フリはココらへんまでにして本題に入ろう。


冷めたパンを焼きたてパンに戻す「錬パン術」は存在するのか?

バルミューダから2015年5月に発売された、バルミューダ ザ・トースター(以下、ザ・トースター)をご存知だろうか。

“トースト”という我々が日々当たり前のように(そして、とくに深く考えずに)やっている行為を改めて科学し、完璧な温度制御と独自のスチームテクノロジーによって「驚くほどおいしいトーストを作る」(公式サイトより引用)ことを可能にした同機。じつは記者も発売直後に購入し愛用させてもらっているのだが、ザ・トースターで焼いたパンは本当に「驚くほどおいしい」ため、発売から半年近く経つ現在でも毎朝の楽しみになっていたりする。
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そんなザ・トースターだが、バルミューダではトーストだけでなく先に紹介した“リベイク”を楽しむのにも最適と謳っているようだ。なるほど、確かに完璧な温度制御があれば真っ黒焦げになることもないだろうし、スチームテクノロジーがあればパンの水分が失われることはない……ということは、不可能と思われていた、冷めたパンを焼きたてパンに戻す“錬パン術”(記者の造語だ)が実現するのか。

そんな折、バルミューダから「BALMUDA ザ★リベイク ナイト」なるイベントの案内が届いた。さっきからわざとらしい前フリが続いて恐縮だが、そんなわけで11月某日、都内で行われたザ★リベイク ナイトに記者はお腹をペコペコにして足を運んだのである。


東京を代表するベーカリーのパンをリベイク!その結果は……

「BALMUDA ザ★リベイク ナイト」は、その名の通りザ・トースターを使ってリベイクされたパンを楽しみまくろうというイベントだ。

会場に用意されたのは“カタネベーカリー”、“シニフィアン・シニフィエ”、“365日”、“パーラー江古田”で焼かれたパンたち。

パンを食べるのは好きだがパン事情には疎い記者は寡聞にして存じ上げていなかったのだが、オープニングで登場したバルミューダ株式会社代表取締役社長の寺尾玄氏によればこの4店は「今の東京を代表するベーカリーから、最高のパンをご用意いただきました」とのことで、期待は高まるばかり、お腹は鳴るばかり。
(たぶん)お腹を空かせた人がいっぱい来ていた。

(たぶん)お腹を空かせた人がいっぱい来ていた。

さらにこの日は、パンに合うワインも豊富に用意。記者はあくまで仕事だったので、舌を濡らす程度にしか飲めなかったが、それでも美味しさを実感することができた。ちなみに、一緒に参加した編集長はグビグビといっていた模様で、赤ワインがとくに美味いと話していた。記者も早く偉くなって、グビグビと飲みたいものである。

うっかり愚痴が出そうになったので、話を本題のリベイクされた“最高のパン”たちに戻そう。結論から言うと、錬パン術は存在した。
どう見ても美味そうなこのパンたちを、リベイクしたのである!

どう見ても美味そうなこのパンたちを、リベイクしたのである!



クリームパンのリベイクがヤバイ!チーズが乗ったパンはもっとヤバイ!

何台ものザ・トースタがフル稼働していた。

何台ものザ・トースタがフル稼働していた。

パンを食べるのは好きだがグルメには疎い記者なので、ザ・トースターでリベイクされたパンの美味しさを難しく説明するのは賢明にも避けることにする。なので、バカっぽい表現になってしまい恐縮だが……ヤバイくらい美味しかった

今回のイベントでは焼きたてのパンと比較しながら食べることはできなかったが、外はカリッ、中はフワッとした味わいは間違いなく焼きたてパンのソレ。もちろん真っ黒焦げになっていることも、温度にムラがあることもなしのパーフェクトなリベイクである。イベントには、カタネベーカリー、シニフィアン・シニフィエ、パーラー江古田の方も来場していたのだが、各人ともそのリベイク具合には納得。

なかでもパーラー江古田の店長さんは「温め直すやり方を見直しました」と語り、自身の“黒こしょうとカシューナッツ”について「コントラストがよりハッキリしますね」と絶賛するほどだった。
リベイクしたパンは、その場ですぐにカットして来場者に提供。

リベイクしたパンは、その場ですぐにカットして来場者に提供。

ちなみに、4店舗合わせて全12種類用意されたパンは、どれも甲乙つけがたい美味しさだったが、そのなかでも記者が個人的に魅了されたリベイクは、カタネベーカリーの“クリームパン”と、365日の“クロックムッシュ”。

前者については「甘いパンを温めてうまいの?」と食べる前は訝しげった記者だが、いざ口にすると「これはアリ!」と一瞬で白旗を上げることになった。適切な表現か迷うところだが……まるでたい焼きのようなのだ。歯応えが増した外側のパン生地と、いい具合に温まったクリームが絡みあった美味しさを知ったら、もう冷めたクリームパンには戻れなくなってしまうだろう。
うっかりリベイクしたものを撮り忘れてしまったが、このクリームパンである。

うっかりリベイクしたものを撮り忘れてしまったが、このクリームパンである。

もうひとつの“クロックムッシュ”はチーズがたっぷりと乗ったパンで、これは食べる前から「うまいに決まっている」と鼻息を荒くして臨んだ。リベイクによってさらにとろけたチーズは、上手に持たないとこぼれ落ちてしまうほどに柔らかで、それを一気に口へ放り込んだときに広がる美味しさときたら! ひとり1個までと言われていたにも関わらず、スタッフにウソをついて3個食べてしまうほどの衝撃であった。
写真だけでもタマランものがある。

写真だけでもタマランものがある。


この記事の冒頭で、記者は「世の中には2種類のパンがある。焼きたてのパンと、それ以外のパンだ」と書いた。しかし、今回の「BALMUDA ザ★リベイク ナイト」に参加したあとでは、その考えを少し改める必要がありそうだ

つまり……世の中には3種類のパンがある。それは焼きたてのパンと、冷めたパンと、ザ・トースターでリベイクされたパンだ。

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[関連サイト]
バルミューダ ザ・トースターの公式サイト
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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