ハーレーダビッドソン/ハーレーダビッドソンの車種情報

ハーレー2016年最新モデル解説 ツーリング編

キング・オブ・モーターサイクルを名乗るハーレーダビッドソンで頂点に君臨する最高峰のファミリー、それが「ツーリングファミリー」です。2016年モデルはニューカマーを2台加えてのラインナップとなりました。それぞれのキャラクターをご紹介していきます。

田中 宏亮

執筆者:田中 宏亮

バイクガイド

ハーレーで最高峰のカテゴリー・ツーリング

ハーレーを象徴するモデル群、ツーリングファミリーの最新モデルに迫る

ハーレーを象徴するモデル群、ツーリングファミリーの最新モデルに迫る


世界中の誰もが知るモーターサイクルメーカー・ハーレーダビッドソン。そのなかで、誰が見ても「ハーレーだ!」と分かる圧倒的な存在感を放つのが、最高峰に位置する「ツーリングファミリー」のモデルです。元々ハーレーは「アメリカという広大な国土を横断できるバイクを作る」ことを目的にバイクを手がけてきました。なので、ツーリングファミリーはハーレーがたどり着いた究極のロードツアラーの姿そのものなのです。

排気量1,689cc / 4ストロークV型2気筒OHV2バルブエンジン[ツインカム103]

排気量1,689cc / 4ストロークV型2気筒OHV2バルブエンジン[ツインカム103]


その存在感を際立たせている外観に加え、1,689ccという大排気量のビッグエンジン[ツインカム103]も象徴のひとつ。300キロを軽く超える超重量モデルを難なく走らせるにはこのぐらいのパワーがないといけないんですね。アメリカ人の体格やフィジカルありきで作られたバイクなので日本人には扱いづらそうに見えますが、2013年の大型プロジェクトによって誰にでも扱いやすいモデルへとブラッシュアップされたのです。

そんなツーリングファミリー、2016年版ではロードグライドウルトラにロードキングというニューカマー2モデルを加え、計6モデルでラインナップを形成しています。それぞれの特徴をご紹介していきましょう。


FLTRU ロードグライドウルトラ

ハーレーダビッドソン FLTRU ロードグライドウルトラ(2016)

ハーレーダビッドソン FLTRU ロードグライドウルトラ(2016)


2011年から2013年までラインナップされていたロードグライドウルトラ。2014年の[プロジェクトラッシュモア]でマイナーチェンジされた新型ロードグライドをベースに、ロングツアラーの装備を加えたウルトラ版です。

ロングツアラー仕様の装備となったロードグライドなら、ウルトラとは違うフィーリングでの旅を楽しめる

ロングツアラー仕様の装備となったロードグライドなら、ウルトラとは違うフィーリングでの旅を楽しめる


一灯ヘッドライト&スポットランプを備えるヤッコカウルのウルトラと違い、独特の風貌とハンドリングで異なるライドフィールが味わえるロードグライド。エンジンも水冷機能を備えた[ツインクールド・ツインカム103]が搭載されているので、ロードグライドのスタイルが気に入っている旅好きのライダーにはうってつけの一台と言えるでしょう。

[メーカー希望小売価格](消費税込)
・ビビッドブラック:369万5,000円
・モノトーン:373万4,500円
・ツートーン:377万4,000円

[スペック]
全長2,575mm×全幅915mm×全高1,425mm/車重424kg/シート高735mm/ホイールベース1,625mm/排気量1,689cc/エンジン:空水冷4ストロークV型2気筒OHV2バルブ『ツインクールド・ツインカム103』/タンク容量22.7リットル/燃費17.9km/L/タイヤサイズ(F)130/60 B19 M/C 65H(R)180/65 B18 M/C 81H


FLHR ロードキング

ハーレーダビッドソン FLHR ロードキング(2016)

ハーレーダビッドソン FLHR ロードキング(2016)


“道の王”を名乗るハーレーの代表格モデルは3年ぶりの復活となります。2014年までラインナップされていたFLHRC ロードキング・クラシックに採用されていた新型フレーム&高剛性サスペンションはそのままに、本来のテイストを蘇らせた最高峰のモダンクラシックモデルです。

古き良き時代のハーレーの姿を今に残すロードキングとの旅は格別

古き良き時代のハーレーの姿を今に残すロードキングとの旅は格別


なんといっても、その風貌が醸し出す雰囲気こそロードキング最大の魅力。他のメガツアラーほどの積載能力や走破性はありませんが、ゆったりと風景を楽しみながら走ってくれるゆとりと気品はラインナップ中ナンバーワンと言っても過言ではありません。日本の牧歌的な風景にも溶け込むクラシカルなスタイルは、新鮮なバイクライフのあり方を示してくれるでしょう。

>> FLHRC ロードキングクラシックのインプレッションはこちら

[メーカー希望小売価格](消費税込)
・ビビッドブラック:288万5,000円
・モノトーン:292万4,500円
・ツートーン:296万4,000円

[スペック]
全長2,445mm×全幅960mm×全高1,430mm/車重371kg/シート高715mm/ホイールベース1,620mm/排気量1,689cc/エンジン:空冷4ストロークV型2気筒OHV2バルブ『ツインカム103』/タンク容量22.8リットル/燃費17.9km/L/タイヤサイズ(F)130/80 B17 M/C 65H(R)180/65 B16 M/C 81H


では、レギュラーとして君臨するラインナップ4モデルの紹介へと進みましょう。

>> 次ページ 不動の人気4モデルのキャラクターを暴く!

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