ハーレーダビッドソン/ハーレーダビッドソンの車種情報

ハーレー2016年最新モデル解説 ストリート&Vロッド編

空冷45°Vツインエンジンをアイデンティティとするハーレーダビッドソンのなかで、より高い進化を求めて生み出された水冷ハーレーが存在する。そのVロッドファミリーとストリート750の2016年最新版について解説していきましょう。

田中 宏亮

執筆者:田中 宏亮

バイクガイド

ハーレー最新の水冷モデル

ハーレーの新時代を切り開く水冷モデル

ハーレーの新時代を切り開く水冷モデル


独特の鼓動とトルクが魅力の空冷45°Vツインエンジンをアイデンティティとするハーレーダビッドソン。その鼓動をあえて捨て去り、シャープで快適なライドフィールを生み出す水冷エンジンを搭載したモデルがラインナップに並んでいます。それが新型モデル「ストリート750」とレーサー型近未来モデル「Vロッド」です。それぞれのキャラクターを紐解いていきましょう。

XG750 ストリート750

ハーレーダビッドソン XG750 ストリート750(2016)

ハーレーダビッドソン XG750 ストリート750(2016)


2015年2月にデビューをはたした新型ハーレー「ストリート750」。プレミアムなバイクメーカーというイメージからの脱却をはかったまったく新しいハーレーのストリートバイクです。そのキャラクターの源となるのが、新開発の水冷エンジン「レボリューションX」なのです。

左がストリート750のレボリューションXエンジン、右がスポーツスターのエボリューションエンジン

左がストリート750のレボリューションXエンジン、右がスポーツスターのエボリューションエンジン


伝統の空冷45°Vツインエンジンと見比べると、60°Vツインのシルエットがこれまでのハーレーになかったイメージの造形であることがお分かりいただけるでしょう。833~1,201ccのスポーツスターと比べても、749ccという排気量が軽快感をもたらすであろうことは想像に難くありません。

新型エンジンとそのスタイルが生み出すライディングは、ハーレーに対する既成概念を打ち破るもの

新型エンジンとそのスタイルが生み出すライディングは、ハーレーに対する既成概念を打ち破るもの


走り出しは驚くほどシャープで速く、街中を駆け回ることに主眼を置いたスポーツバイクであることに疑いの余地はありません。ビビッドブラックの85万円という販売価格もなかなかお値打ち。ほとんどが3桁万円になるスポーツスターともキャラクターが異なるので、好みがマッチすればライフスタイルに合ったバイクとして付き合っていけるでしょう。試乗してみれば、きっとハーレーに対する印象も変わるはずです。

[左上]ビビッドブラック [右上]スーペリアブルー [左下]ファイヤーレッド [右下]ブラックデニムの計4色

[左上]ビビッドブラック [右上]スーペリアブルー [左下]ファイヤーレッド [右下]ブラックデニムの計4色


[メーカー希望小売価格]
(消費税込)
・ビビッドブラック:85万円
・モノトーン:87万2,000円

[スペック]
全長2,225mm×全幅820mm×全高1,060mm/車重230kg/シート高709mm/ホイールベース1,535mm/排気量749cc/エンジン:水冷4ストロークV型2気筒OHV2バルブ『レボリューションX』/タンク容量13.1リットル/燃費21.3km/L/タイヤサイズ(F)100/80 17M/C 52H(R)140/75R 15M/C65H

>> ストリート750(2015)試乗インプレ記事を読む

続いては、このストリート750に先駆けて2003年にデビューをはたした水冷ハーレーの先輩、Vロッドの紹介へと進みましょう。

>> 次ページ 近未来のハーレーが登場!

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