石川県内で白山比め神社と双璧をなす、縁結びのパワースポット

二の鳥居@気多大社

これは二の鳥居。一の鳥居は表参道を真っ直ぐ進んだ、海の傍に建っています。

龍の頭の形に似ていることから縁起がいいとされる能登半島の付け根の辺りにある気多大社。金沢から車で約1時間の距離にあり、その名の通り「氣」が多く集まる石川県屈指のパワースポットです。
 
特に縁結びにご利益があり、県内外から女性を中心にご縁を求めて参拝客が引きも切りません。日本でここだけの縁結び専用の祈願所「気麗むすびどころ」を始め、年間を通して縁結び関連のイベントが盛り沢山。
 
出会いを探している人も片思い中の人も、さらには復縁を願っている人も、恋する乙女は必見です!

<目次>  

御祭神の大己貴命(大国主命)は日本史上、最強の恋愛の神様

神門@気多大社

どっしりと迫力がある神門。注連縄も立派です。奥に見えるのは月次祭が行われる拝殿。


創建2000年、奈良時代にはすでに北陸の大社として朝廷にもその名が伝わり、かの万葉集にも越中国司に任命された大伴家持が参詣したときの歌が載っているほどの格式を誇る気多大社。

御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、またの名を大国主神(おおくにぬしのかみ)で大国主神と言えば、出雲大社でもお馴染みの縁結びの神様。数多の困難を乗り越えて須勢理毘売命(すせりびめのみこと)と結ばれたエピソードが有名ですね。
縁結の道@気多大社

境内を取り囲むように伸びる縁結の道。両脇にはびっしりとすごい数の絵馬が掛けられています。


けれど、その割には須勢理毘売命と結ばれた直後に八上比売(やがみひめ)とも結ばれたり、それどころか日本全国津々浦々にたくさんの現地妻がいて、彼女たちとの間に設けた子供は何と180人(柱)!つまり、大国主神は日本史上最強の恋愛神と言えるわけです。
 

毎月1日に行われる「ついたち結び」は早起きの価値あり!

拝殿@気多大社

ついたち結びが執り行われる拝殿。休日に重なると、この拝殿に入りきらないほどの人が集まることも。


そんな最強の恋愛神にあやかろうと、気多大社には恋愛成就を願って訪れる人が後を絶たず、晴れて願いが叶った人からのお礼状は今や5万通を超えるとか。特に毎月1日に行われる「ついたち結び」には全国から多くの女性が訪れ、熱心に祈りを捧げています。

「ついたち結び」とは拝殿で神楽をあげ、御祈祷をする月次祭のことで、笙や楽太鼓による雅楽に合わせて神主の方が参拝客の願いが込められた祝詞を読み上げ、巫女さんによる優雅な舞が舞われた後は玉串を奉納するというもの。
神庫&入らずの森@気多大社

拝殿の隣に位置する神庫。その横にある鳥居は入らずの森の入り口に建つ鳥居。


当日午前8時30分までに受付をした先着100人までなら誰でも無料で参加することができるので(しかもお持ち帰り用の御札付き!御札は自宅の好きな場所に置いておきます)、例え朝が苦手でも早起きして行く価値があるイベントです。

私も気多大社に参拝するなら、ぜひ「ついたち結び」に参加したいと眠い目を擦りながら行ってきましたが、神職の方による特別な御祈祷をしてもらえるというだけでなく、普段なかなか神楽や巫女舞を間近で目にする機会はないので、とても貴重な体験でした。
ついたち結びの案内板@気多大社

毎月1日に催されるついたち結びに加え、8月13、14日には心むすび大祭が執り行われます。


「ついたち結び」は1日が休日や祝日と重なった場合かなり混雑し、時には100人を超えることもあるので、なるべく早めの到着を心掛けましょう。夏休みや春休みなど、長期休暇の期間も注意が必要です。
 

野性味あふれる原生林に漲る力強い自然のエネルギーを感じて

入らずの森の前に建つ鳥居@気多大社

宮司以外は立ち入ることができない聖域とされている入らずの森。鳥居から先へは進めません。


月次祭の後は巫女さんの案内で本殿背後に広がっている「入らずの森」へ。最後に森の入り口にある鳥居の前でお祈りを捧げるのですが、「入らずの森」へのお参りについてはいつでも誰でもできるので、「ついたち結び」に参列する必要はありません。

国の天然記念物にも指定されている「入らずの森」は読んで字の如し、宮司以外は立ち入り禁止の聖域。1万坪に及ぶ広大な原生林には自然の持つ澄んだエネルギーが満ち溢れていて、鳥居の前に立つだけで心が澄み、穏やかな気持ちになれます。
入らずの森@気多大社

ダイナミックな原生林の入らずの森。国の天然記念物指定。昭和天皇が行幸したときは歌に詠まれました。


入り口からは見えませんが、「入らずの森」の中には御祭神である大己貴命、即ち大国主神の父母神、厄除け・開運などにご利益がある素盞鳴尊(すさのおのみこと)、良縁・家内安全に御神徳がある奇稲田姫命(くしなだひめ)を御祭神とする奥宮が鎮座し、もちろん聖域内にあるので直接参拝はできませんが、境内に設置された遙拝所でお参りできるようになっています。
 

日本でここだけ!縁結び専用祈願所でハート形の絵馬に願いを込めて

気麗むすびどころ@気多大社

日本で唯一、気多大社にしかない縁結び専用の祈願所「気麗むすびどころ」。ついたち結びの受付もここでします。


気多大社にはまた、日本で唯一の縁結び専用の祈願所「気麗むすびどころ」があり、専用の可愛いハート型の絵馬に願い事を書いて御守りをもらい、お祓いをしてもらえます(祈願料5000円)。

その後、「入らずの森」の鳥居から右手に進んだ先にある、占いと神事の神である天太玉命(あめのふとだまのみこと)を御祭神とした太玉神社の手前の「むすび神苑」と彫られた石の上に周囲にある小石を拾って乗せると幸せになるそう。
むすび神苑@気多大社

びっしりと隙間なく積まれているむすび神苑の上の小石。元々ある小石を落とさないように自分の小石を置くのはかなり注意が必要です。


すでに大量の小石が積まれているので、他の人の石を落とさないように乗せるのはちょっと大変ですが、工夫して乗せてくださいね。どうしても難しければ、「むすび神苑」を支えている石の上に置いてもOK。
 

恋が叶うと評判の御守りはルックスもゴージャス&スイート

縁結び絵馬@気多大社

ハート形の可愛い縁結び絵馬(300円)。縁結の道には今にも零れ落ちそうなくらいぎっしりと掛けられています。


そして帰る前には大切な御守りを買うのを忘れずに!前述のハート形の縁結び絵馬(300円)のほか、心むすび絵馬(500円)、心むすび守(500円)、良縁的中守(500円)など色々揃っていますが、おすすめなのが参拝した人しか購入できない福縁的中守ときれい結び守(各2000円)。

他の御守りより高いのは祈願料が入っているから。御守りには祈願シールが付いていて、シールを受けた人の名前は気多大社本殿にあげられ、1年間神職の方が毎日お祓いしてくれるのです。
福縁的中守ときれい結び守@気多大社

1年間、神職の方が毎日お祓いをしてくれる良縁と復縁の御守り「福縁的中守(2000円)」と「きれい結び守(2000円)」。


頂いたシールは毎日使う財布や携帯電話などに貼り、願いが叶った暁にはもう1つのシールを相手に渡して終了。どちらも良縁を祈願する御守りですが、福縁的中守の方は見てわかる通り、復縁したい方にもご利益があります。

気多大社の縁結び御守りは種類が豊富で、デザインが可愛く色も多彩。見ているだけで楽しく、どれにしようか迷うこと必至です。私も散々迷った挙句、御守りと絵馬を1つずつ選び、最後におみくじを引きました。
良縁的中守@気多大社

ズバリ、ストレートな良縁的中守(500円)。緑、黄、赤、ゴールド、紫と揃っています。お好みでどうぞ。


実はこのおみくじもユニークで、表には大きく鵜の絵が描かれています。これは古来より気多大社に伝わる重要無形文化財の鵜祭りから来ていて、12月16日の午前3時に暗闇に鵜を放ち、鵜が神前にお参りする様子で来年の吉凶を占うという神事。

この神事のように私たちの運勢を占うという意味で、他にはない面白いおみくじだと思うので、ぜひ御守りの購入と合わせて引いてみてくださいね。
 

参拝や旅の思い出が手元に残せる御朱印をいただこう

御朱印@気多大社

御朱印をいただくと、一緒に氣多大社の「氣」の字が書かれた書もいただけます。※写真提供:気多大社


参拝した記念や旅の思い出として手元に残せる御朱印は今や大人気。すでに集めている人も多いのではないでしょうか。気多大社の御朱印は境内右手の社務所で拝受することができます。受付時間は8:30~16:30(夏休み期間中は8:30~18:00)、初穂料は300円です。
 
鮮やかな紫の表紙に「氣」一文字が書かれたシンプルながらインパクトがあるデザインの御朱印帳も人気で、これから御朱印集めを始めるという方は御朱印と合わせて購入してみてはいかがでしょうか。
 
御朱印帳@気多大社

正面に大きく「氣」の字が書かれた大胆なデザインの御朱印帳。※写真提供:気多大社

 

気多大社の参拝時間・参拝料金やアクセス、駐車場情報

気多大社
住所:〒925-0003 羽咋市寺家町ク1-1
TEL:0767-22-0602
参拝時間:8:30~16:30
定休日:無休
参拝料金:無料

<気多大社へのアクセス>
・JR羽咋駅から富来方面高浜行の北鉄バスで10分(250円)、「一の宮」下車、徒歩5分
・のと里山海道【柳田IC】から車で6分
・駐車場200台分完備(無料)
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