「ミリタリー&ワークウエア」の大人コーデ!
Nigel Cabourn 2015-16秋冬コレクション
もともとはメンズ色が濃いミリタリーやワークウエアがウィメンズの装いでも脚光を浴びています。世界のモードシーンでもビッグテーマになっていて、リアルトレンドではさらにこなれた形で取り入れが進んできました。タフで男っぽい雰囲気が本来の持ち味ですが、ウィメンズでは妙に気張りすぎないで、やわらかいムードに着地させるスタイリングが支持を広げています。
ミリタリーやワークウエアのテイストを得意とし、メンズ界の伝説的な存在となっているのが、英国出身のNigel Cabourn(ナイジェル・ケーボン)氏。ウィメンズライン「Nigel Cabourn Woman(ナイジェル・ケーボン ウーマン)」の2015-16秋冬ショーでは、憧れの大人女性モデル、甲田益也子さんもモデルとして登場。見事なトレンチコートルックを披露しました。今回はNigel Cabourn Womanの秋冬ルックをお手本に、大人っぽい落とし込み方をおさらいしていきましょう。
【CONTENTS】
Page 1:◆カモフラージュ柄はフェミニンにアレンジ
Page 2:◆ミリタリー系パンツには本格仕立てのアウターで
Page 3:◆シャツ×ニットの絶妙レイヤード
Page 4:◆ワントーンコーデは「ロング&リーン」を意識して
Page 5:◆ミリタリー&ワークウエアのレジェンド
カモフラージュ柄はフェミニンにアレンジ
こちらも甲田さんのランウェイルックです。ミリタリーの象徴とも言えるカモフラージュ(迷彩)柄ですが、こちらは英国伝統のカモフラージュ柄を採用。パッと見ただけではそれと気がつきにくいほどにシックな色調に調整されています。穏やかな風合いの生地もミリタリー感を落ち着かせる効果を生みました。やさしげな白のカットソー・ワンピースで合わせて、ソフトに整えています。ベルトやブーツにも静かなミリタリー気分を宿らせました。
カモフラージュ柄は目立つので、面積の広い服で迎えると、トーンが強くなりすぎることがありますが、こちらのワンピースはオリジナルのほんのりカモフラージュ柄にアレンジ。小襟の愛らしさも利いています。ダッフルコートをかぶせてグッドガール風の着姿に導きました。レインブーツ風のロングブーツもほっこり感を添えています。
次のページでは、ミリタリー系パンツとジャケットのバランス!