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北陸新幹線で日帰りOK、立山黒部アルペンルートの旅(2ページ目)

立山黒部アルペンルートは山岳観光として、かつてから人気のコースだったが、北陸新幹線開業で一段とアクセスがよくなり、首都圏からは日帰りも可能となった。いくつもの交通機関を乗り継いでいくので、気軽に雄大な山岳風景を満喫できるのも魅力だ。このたび、長野から富山までルートを走破してみた。「異色の鉄道」をはじめ、各種の乗り物を紹介しながら、旅をレポートしてみたい。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

黒部ケーブルカーと立山ロープウェー

黒部ケーブルカー

トンネルの中を走る黒部ケーブルカー


次に乗るのは、黒部ケーブルカー。ダム周辺では1時間ほど滞在して、12時20分発に乗車。ケーブルカーは、線路があるので、鉄道と言って異論を唱える人はいないであろう。20分間隔で、所要時間は5分。全線トンネルの中である。
立山ロープウェー

黒部湖も見える立山ロープウェー


黒部平駅の展望台で少しだけ休憩して、立山ロープウェーに乗車(12時40分発)。ロープウェーは鉄道事業法に則って運営されるが、同法の中の鉄道事業ではなく、索道事業に該当する。トロリーバスは鉄道事業だから、ロープウェーは、トロリーバスよりは普通の鉄道から遠い存在ということになる。起点から終点まで支柱がないワンスパンロープウェーという珍しい存在だ。窓からは遮るものがなく、黒部湖や後立山連峰の絶景が見える。7分で標高2316mの大観峰(だいかんぼう)に到着。

再びトロリーバスに乗車、室堂へ

立山トンネルトロリーバス

立山トンネルトロリーバスで室堂へ


ここでも展望台でしばし寛いだ後、13時15分発の立山トンネルトロリーバスに乗る。本日2回目のトロリーバスで、日本に存在するトロリーバスは全線完乗したことになる。運行区間はすべてトンネル内。立山の主峰、雄山(3003m)の直下を貫通している。10分で室堂駅に到着。標高2450mと、今ルートの最高地点だ。

室堂付近の眺め

室堂付近の眺め


駅のある建物を出ると、眼前には立山連峰が間近に広がっている。ここのレストランで昼食。名物の「白海老から揚げ丼定食」をいただいた。
白海老から揚げ丼定食

名物の白海老から揚げ丼定食



バスとケーブルカーで立山駅へ

高原バス

高原バスに乗って美女平へ


食後に駅周辺をしばし散策後、14時20分発の高原バスで美女平へ。これは正真正銘のバスで鉄道ではない。折から霧が発生し、車窓はあまり楽しめない中、曲がりくねった道をゆっくり下り、50分かけて標高1000mを切る美女平(977m)に到着した。なお、バスは40分毎に出ている。
立山ケーブルカー

旅客車両の前に貨物用車両が連結された立山ケーブルカー


ここからは立山ケーブルカー(15時20分発)。旅客用車両の麓寄りに荷台付き貨物車両を連結した珍しい構造なのは、黒部ダム建設用資材を運んでいた名残である。長いトンネルがあるけれど、車窓を眺めることができるのが嬉しい。途中、岩が柱のようになっている材木石と呼ばれる柱状節理が見られる個所があるので注目だ。また、麓駅の立山到着前、左手に細い線路が見える。立山砂防軌道のスイッチバックだ。
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