株主優待/高利回り株主優待ランキング

急落の今こそ狙いたい20万円以下の株主優待ベスト3

日本株は大きく調整しています。株価が下がれば株主優待銘柄を拾うチャンスとも考えられます。今回は20万円以下で購入可能な株主優待銘柄のうち、ガイドが選ぶベスト3銘柄をご紹介したいと思います。

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

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急落の今こそ狙いたい20万円以下の株主優待ベスト3

日本株は久しぶりの調整局面となっています。もちろん、今後も予断を許しませんが、有利な株主優待銘柄を獲得するチャンスと考えることも出来ると思います!

日本株は久しぶりの調整局面となっています。もちろん、今後も予断を許しませんが、有利な株主優待銘柄を獲得するチャンスと考えることも出来ると思います!

2015年も8月上旬までは堅調に上昇を続けてきた日本株ですが、ここに来て大きく調整しています。今後の株価はまだ予断を許さない状況ですが、もしも株価が今後回復していくのであれば、株価の急落は株主優待銘柄を買うチャンスと考えることもできると思います。

そこで今回は20万円以下で購入可能な株主優待銘柄のうち、実質的な利回りはもちろん、利用しやすさも加味した、ガイドが選ぶベスト3銘柄を選出しましたのでご紹介したいと思います。

なお、10万円以下の銘柄につきましては急落の今こそ狙いたい10万円以下の株主優待ベスト3でご紹介しておりますので、合わせてご参考にしていただけましたらと思います。

※利回りを計算する上での株主優待の評価方法は、額面として記載されている数字を参考としています(一部ガイドが推定)。予想配当+予想優待利回りはあくまでも参考としてご覧ください。(2015年9月2日の終値で計算しています)

それでは、第3位から順にご紹介していきましょう。

第3位 吉野家ホールディングス(東証1部<9861>)

予想配当+予想優待利回り:5.8%

【2015年9月2日株価】 1374円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=13万7400円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 20円
【株主優待権利確定月】2月末日、8月末日
【優待内容】300円サービス券を100株以上:年間20枚、1000株以上:年間40枚、2000株以上:年間80枚


第3位は吉野家ホールディングス<9861>です。牛丼では国内2位。その他、すし、ステーキ、うどんなどにも進出しています。今回は100株を購入し、300円サービス券を半期ごとに10枚、年間で20枚獲得したケースを想定しています(つまり株主優待は6000円で評価し、利回り計算をしています)。

利回りの観点から言えば、他にももっと高い利回りの株主優待銘柄があります。しかし、吉野家の株主優待は幅広い方が利用しており、利用できる店舗数も多く、株主優待の汎用性が高い点で評価できると思います。さらに、直近の株価調整局面で、株価が大きく下がっており、チャンスと見られる点にも注目できます。

業績は緩やかな回復基調といったところです。株価は2013年以降、堅調に上昇してきましたが、これまで下値支持線であった200日移動平均線を少し下回るところまで調整しています。200日移動平均線まで調整したところは、これまでも良い買い場であることが多かったため、もちろん相場全体の動向にもよりますが、投資チャンスと見ることも出来ると思います。もちろん、慎重に行く場合、さらなる下落を待つ方法もあるかと思いますが、その場合は2014年安値の1199円前後が目安となるでしょうか。

第2位 イオン(東証1部<8267>)

予想配当+予想優待額面利回り:8.0%

【2015年9月2日株価】 1696円
【配当獲得最低投資額】 100株=16万9600円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 28円
【株主優待権利確定月】 2月末、8月末
【優待内容】 オーナーズカード(保有株に応じた返金率でキャッシュバック)


第2位はイオン<8267>です。我々庶民にはスーパーやショッピングモールとして馴染みが深いですが、スーパーの他にも専門店、デベロッパー、金融などを持つ純粋持ち株会社となっています。

今回は100株を購入し、半期100万円までのお買上金額に対し3%の返金率でキャッシュバックされるオーナーズカードを入手し、月間3万円の買い物をしたことを想定しています(つまり、株主優待の評価を3万円×12ヶ月×0.03%=1万800円で評価)。なお、一部店舗にはなりますが、買い物の合間にゆっくりくつろげるイオンラウンジを利用することも可能です。

同社についても、利回りの観点から言えば、他にも、もっと高い利回りとなる優待銘柄がありますが、店舗数が多く、多くの方にとって利用しやすいという点を考慮し、同社を選好しました。

業績について、売上は長らく拡大基調にあるのですが、利益面では2014年2月期より低迷しており、現在は緩やかな回復途上にあるといったところでしょうか。株価は8月5日をピークに下落基調が続いています。できれば、さらに調整するのを待ち、200日移動平均線レベルまで調整したところを狙えるようにすれば、より良いと思います。

第1位 東京テアトル(東証1部<9633>)

予想配当+予想優待額面利回り:11.3%

【2015年9月2日株価】 136円
【配当獲得最低投資額】 1000株=13万6000円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 1円
【株主優待権利確定月】 3月末、9月末
【優待内容】 映画招待券

今回の第1位は東京テアトル<9633>です。映画配給のほか、ホテルや飲食関連、不動産事業(賃貸やリフォーム)などを展開している企業です。

同社の株主優待は映画招待券です。今回は1000株を購入し、映画ご招待券を年間で8枚獲得したケースを想定しています(1枚あたり1800円として、株主優待は1万4400円として評価し、利回り計算をしています)。

利回り面で10%超であることに加え、映画招待券は多くの方に利用しやすい株主優待である点が評価できると思います。

業績は長期的に見ると概ね横ばいといったところです。株価もここ1年ほどは140円前後で横ばいに推移しています。株主優待を利用できる方であれば、現在の水準ぐらいで購入し、株主優待を利用しながら株価の上昇を待つという方法もあると思います。一方、慎重にいくのであれば、何かのショックがあった際に、ここ2年ほどの急落時に下げ止まるポイントである130円前後で拾うことができれば良いと思います。

参考:日本株通信

※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告無く変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。
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