個人商店でも共通ポイントが貯まる?
Rポイントカード加盟店のサークルKサンクス
共通ポイント陣営は、さらに拡大するために未導入の店舗に営業していますが、さすがに飽和状態になってきています。そこで、大手チェーン店だけでなく、個人商店や小規模の店舗でも導入できるオプションを用意し始めています。既に、Tカード陣営はタブレット端末「T-UNIT 3」でTポイントを付与したり利用したりできたりするサービスを開始していますが、2015年7月より、Rポイントカードも同様のサービスを開始しました。
Rポイントカードはユビレジと提携
Rポイントカードの提携先は、iPadを利用したレジシステム「ユビレジ」です。ユビレジはアプリをダウンロードし、アカウントを作成することで利用できるレジシステムです。無料プランと月額5000円のプレミアムプランがあり、無料プランでは3日分の売上データのみの表示など制限がありますが、基本的なレジシステムは利用できます。プレミアムプランは、売り上げの全データを表示したり、他社サービスとの連携ができるサービスを利用できます。この、他社サービスとの連携にRポイントカードのサービスが追加されました。
お寿司屋さんでも楽天スーパーポイントが貯まる・使える!
今回、実際にユビレジでRポイントカードのサービスを開始したお店に行ってきました。お店は「つきぢ神楽寿司新館」です。なんと、築地場外市場にあるお寿司屋さん。iPadのレジシステムを利用し、楽天スマートペイでクレジットカード決済に対応、Rポイントカードのサービスを開始するなど、かなり最先端のお店です。取材に答えてくれたのは専務取締役の三浦さん。そもそも、なぜiPadのレジシステムを導入しようと思ったのかを聞きました。「以前利用していたレジシステムが調子が悪く、2014年2月頃からユビレジを本格的に導入しました。もともとユビレジの社長さんと親しくしていたので、それがきっかけで導入しました」とのことです。
では、なぜRポイントカードのサービスをいち早く導入したのかも聞いたところ、「はじめはRポイントカードの存在自体知りませんでした。どのようなメリットやリスクがあるのかを確認してから導入しました」とのことです。共通ポイントカードの導入メリットは集客効果ですが、やはり集客効果も魅力的だったようです。
Rポイントカードの導入効果は?
サービス開始して約1ヶ月半ですが、実際にRポイントカードがどの程度使われているのかを確認したところ、今のところは1週間でRポイントカードを提示する人は数十名程度。お店でもRポイントカードを配布しているため、レジでPOPを見て、その場でポイントカードを提示するという人もいるようです。Rポイントカードの加盟店数が、Tカード、Pontaカードに比べて、まだまだ少ない状況ですので、加盟店数が多くなってくれば集客効果も期待できるようになるかもかもしれません。Rポイントカードのサイトでは「加盟店リクエスト」というページがあり、加盟店のリクエストを送ると、加盟店に営業してくれるようです。リクエストを送っておくと、いつか、近所の八百屋さん、クリーニング店などでも楽天スーパーポイントが貯めて、使えるようになるかもしれません。