「レアもの」の定義
ネットオークションを利用する人の目的のひとつに「レアモノをゲットすること」があります。これは市場が全国で、実にいろいろなモノが取引されているからこその目的です。当然ながら、どのくらいレアなのか?には違いがあることを前提に、まずはここでいう「レアもの」の定義をしてみたいと思います。■もともとの数が少ない
つくられた時点で数が少ないものは、最初から「レアもの」となります。他にも、偶然できてしまったものもレアものでしょうか。たとえば、エラーコインや満月印の切手です。コインや切手はたくさんありますが、エラーになったり満月印の切手は数が少ないのです。
■作られてから時間がたち、もはや手に入りにくい
当時はそれなりに生産されたとしても、時間の経過にともなって数は激減していきます。たとえば、ビックリマンのシールやキン消し。子供達が一生懸命集めていた頃もレアなものはありましたが、それでもそれなりの数が出回っていました。でも今はどうでしょう。すでに生産されていないので、お店では手に入りません。コレクターなら持っていますが、それはなかなか市場に出回らないと思います。なので、当時数十円から数百円で手に入ったものが、今では何十倍もの価格で取引されるようになったわけです。
ちなみに、もともと作られた数が少なくて、しかも時間がたっているものは、超レアものということになります。このようなものは、コレクターの間でも話題になるので、かなりの値がつくこともしばしば。
たとえば、ビジュアル系のバンドのグッズ。特に今は知名度が上がったバンドに関しては、デビュー当時のものや10年20年前のグッズになるとなかなか手に入りません。でもオークションなら誰かが出品することもあるので、けっこう取引されています。ヤフオク!だけではなくて、モバオクでもこのカテゴリはけっこう強いです。市場規模を考えると出品数はヤフオク!の方が多いと思いますが、競争率ということを考えるとモバオクの方がいいかもしれません。
20年前の砂糖が売れた
どこにでも売っている砂糖でも、時間の経過によって「レアもの」になる。※画像はイメージ
出品するときには、「賞味期限切れの砂糖」と書くだけではなくて、「レア!」「入手困難」をつけました。20年前の砂糖は、20年という時間の経過が必要なので、当然お店には売っていません。ということは入手するのは本当に難しいので、そういう意味での「レア」なわけです。
レアものを売るときの注意点
時間の経過によってレアになったものを売るときには、それなりのダメージがあることを書いておくことが鉄則です。これはたとえ未開封・未使用のものであってもです。いくら使ってないといっても時間がたつとなんらかのダメージがあるものです。保存状態によっては変色や素材の劣化などが起きます。なので、「経年劣化があると思われます」と一言加えておきましょう。また、もしわかるのであれば製造年月日なども書いておくと、レア度もわかりやすいと思います。基本的に昔であればあるほどレア度は上がります。一方、それがわからない場合には、正直に「いつの時代につくられたのかはわかりません」という内容を記しておきましょう。そうすれば製造年月日について質問などがくることはほとんどありません。
レアものを狙っているのはコレクターが多いので、商品の状態などにも気をつかっているはずです。なので、できるだけ丁寧に商品説明を書いておくと相手も安心して入札ができるというわけです。