50万円かけて歯を治しRQになりました！by 北原さつき
―北原さんは今年で2年目ということですが、まずはレースクイーンになったきっかけから教えてください。北原：もともと車がすごく好きで憧れもあったので自分を試す意味でレースクイーンになりたいと思いました。それで4年前、東京に出てきてすぐにオーディションを受けたんですが、すぐに落ちてしまって…。でも、諦らめきれずオーディションを受ける上で何が必要なのか知るために2年前の「SUPER GT」最終戦を観に行ったんです。そこに立っているレースクイーンの中で「ここに入りたい！」と思ったのが去年所属していた「PACIFIC FAIRIES」だったんです。
―なぜ、数多いレースクイーンの中でそのチームだったんでしょう？
北原さつき／EXEDY Racing Girls
北原：レースクイーン6人がみんな楽しそうでキラキラして見えたからです。それから「PACIFIC FAIRIES」になりたいという気持ちしか無くなり、その時からオーディションまで「PACIFIC」のことばかり考えていました。でも、オーディションは最終まで残らなかったんですよ。二次審査で落ちちゃって…。それでもチームの新年会には参加させて貰えたので監督さんに選ばれなかった理由を聞いてみたんです。そしたら「歯並びが悪い、それさえ良ければね」と言われたので「じゃあ、治しに行きます！」って言って(笑)。すぐに50万円かけて治しました。そのあと「そこまでしたんでどうかお願いします」と改めて頼みに行き、ようやく認めて貰えました。
―すごい力技ですね(笑)。初めてレースクイーンとして立ったサーキットはどうでしたか？
北原：観戦で行った時はトップ争いをしている強いチームばかり観ていたんですが、今度は自分のチームがあるので応援するじゃないですか。でも、なんせうちのチームが弱くて…。1年間とても楽しかったんですけど今度は表彰台が狙えるチームに行きたいって思うようになりました。とは言え、まさか今年「EXEDY」さんに採用して頂けるとは思いませんでしたけど。
―38号車はGT500クラスなんでモチベーションも違うんじゃないですか？
北原：違いますね。ただ、最初の頃は戸惑う部分もありました。
―例えば？
北原：昨年はピットウォークの時などレースクイーン同士でワイワイ盛り上げていれば良かったんですが、今年は喋らないでくださいって言われて…。真逆のことを言われたのでどうしたらいいか分からなくなりました。相方が新人で私が2年目なので引っ張って行かなければならない立場だったんですけど私自身が戸惑っちゃって…。そのあとコントローラーさんや「EXEDY」の社員さんに相談して解決したので今は大丈夫なんですけど。
―切り替えられた訳ですね。今年１年の目標は何かありますか？
北原：「EXEDY」をもっと色んな人に繋げられるようにしたいと思っています。レースクイーンをやる上で「EXEDY」ほど色んなレースカテゴリに行ける所はないので。
―レースクイーンとしての最終目標は何ですか？
北原：ちょっと変わっているかもしれないですけど賞を取りたいとかあまり思っていなくて。本当にレースが好きな娘にレースクイーンの良さを伝えたいと思っています。なんとなくレースクイーンやってるとか、ただ目立ちたいという娘が本当に多いんですけど、そういう娘ではなく本当に車が好きでレースクイーンをやりたい！という娘に良さを伝えて行ける存在になりたいですね。
北原さつき／EXEDY Racing Girls
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