東武特急スペーシアが大変身
日光詣スペーシアは、従来から走っている特急列車スペーシアのうち1編成6両のみの塗装を変更したものである。外観、窓枠帯、ラインカラーに日光二社一寺(日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社)の建造物に使われている荘厳な金色、重厚な黒色、艶やかな朱色を配し、世界遺産である日光二社一寺の色鮮やかな代表建造物をイメージした。
1号車と6号車のサイド連結部寄りには「日光詣エンブレム」が掲出された。丸いエンブレムの真ん中には横書きで日光詣の文字、その上には日光東照宮の「眠り猫」、文字の下には、「見ざる、聞かざる、言わざる」として知られる三猿のイラストが描かれている。
日光詣スペ-シアの車内と運行ダイヤ
車内は原則、変更が加えられていない。唯一、他の一般編成スペーシアと異なるのは、ヘッドカバーである。6人用コンパートメントと普通車すべての座席を日光詣の文字入り特製仕様に置き換えた。その他、車内で目につく金色の手すりなどは元々あったもので、今回の日光詣とは関係ない。3号車ビュッフェのスカイツリー関係の「ソラカラちゃん」などのイラストもそのままである。
「日光詣スペーシア」は原則として特別の列車ダイヤで運行されることはない。他の編成と混ざって運用される。それで、毎日運行ダイヤは異なる。ただし、その運行予定は、10日間ごとに東武鉄道公式サイトで公開されている。それを見ると、必ずしも東武日光行きに充当されるわけではなく、むしろ鬼怒川温泉行きの方が多い。また全く日光行きとしては走らない日もある。さらに、車両仕様の関係からJRとの直通列車には使われず、すべて浅草発着の列車に限られる
日光詣スペーシア運転列車予定一覧