高級住宅地の住人がお金を大事に扱う理由
お金持ちになれる人の習慣とは?
お金持ちの人に共通するのは、とにかくお金を大切なものとして丁寧に扱うこと。絶対にぞんざいには扱いません。
コンビニで働くある人から聞いた印象的な話があります。その人はもともと東京の下町のほうで働いていたのですが、ある日人手が足りないということで山の手の高級住宅地にあるお店を手伝ったのです。
すると、支払いのときの態度がとても丁寧で礼儀正しい人が多くてビックリしたと言うのですね。「ありがとう」とお礼を言う人も結構いたとか。しかも新札できれいなお札で支払う人が多かった。
下町では支払いのときにクシャクシャのお金を出して、ぞんざいにお金を扱っている人も珍しくなかった。ところが山の手にはそういう人がいない。金持ちのエリアだから、もっと横柄な人が多いのかと思っていただけに、意外だったと言うのです。
お金持ちで余裕があるからそうなるとも言えるかもしれませんが、私はむしろお金に対して丁寧に向き合っているから、自然とお金回りも良くなっていくのだと思います。
床やテーブルの平面には極力モノを置かない
お金回りがいい人は生活のすべてがシンプルで整理されている人が多い。そういう人は普段の身の回り、家の中も整理されていて無駄なものがないのが特徴です。よく所得の低いの家ほどモノが溢れていると言います。確かにそうで、100円均一ショップなどで買ったものや、もはや使わないようなものが雑然と置いたままになって埃をかぶっていたりします。
余計なものは捨ててしまう。使わないもの、必要のないもので場所を取られることが、いろんな流れをせき止めてしまうことになるので要注意です。
できる限り、床やテーブルなどの平面には物を置かないこと。平面が見えていれば見えているだけ、エネルギーは入り込んでくるのです。
スピリチュアル的な視点で説明するならば、この宇宙は膨大な物質とエネルギーから成り立っています。宇宙はいろんなものをエネルギーで満たそうとします。高いところから低い所に水が流れていくように、エネルギーは密のところから疎のところに流れ出ようとする性質があるのです。
ところが部屋の中がモノであふれていたり、汚れていたりすると、エネルギーが入り込めません。
その点、古い日本家屋というのはよくできています。基本的には畳の座敷が広がっていて、何もない空間がたくさんあります。ふすまを開け放てば和室がつながってさらに大きな空間になる。
話は少しそれますが、家の中に靴を脱いで上がるのは日本くらいでしょう。なぜそうなのか?私なりの考えなのですが、それは神様と関係していると思います。日本の古い家にはどこも神棚があるように、家に神様が降りてくるという考えがあるのです。
欧米などキリスト教ではその発想はあり得ません。神と対する窓口は教会だけ。神と人とが峻別するキリスト教では一般の家に神が降り、一緒に住むことなど考えられないのです。
日本の場合は八百万の神がいて、それがそれぞれ家に住み着く。神がいる場所ですから靴を脱ぐし、部屋をきれいにして空間を広く開け放つようにするわけです。田舎の古い日本家屋などは神社の造りに似ていますが、やはり神の存在を意識しているのだと。
広々とした空間、清潔で清浄な空間の中にエネルギーは入り込もうとする、お金もエネルギーだとすると、当然そのような環境を好んで、そのような場所に入り込んでくるというわけです。
いちばんよくないのはゴミ屋敷のような家。空間がすべて汚いゴミでおおわれているので、エネルギーも入り込めなければ、神様も降りてくることができない。当然お金も巡ってこなくなる。
実際お金持ちに家を訪ねると、本当にモノが少なくシンプルです。床やテーブルなどの平面が広く表に出ています。トイレなども掃除がきちんと行き届き、きれいに整えられています。
こういった日常の整理整頓や習慣を変えていくことで、自然とお金回りが良くなる。お金の器を大きくしていくことができるのです。
★はづきさんのインタビューは今回で終了します、ご愛読ありがとうございました!
【過去記事を読みたい方はコチラ】
第1回 お金を呼び寄せる!人気作家のスピリチュアルお金術
第2回 苦労しないで引き寄せる!有名作家流お金縁の作り方
第3回 お金が自然に寄ってくる財布と新札って?
教えてくれたのは……
はづき虹映(こうえい)さん
取材・文/ビルドゥングス