ワンピースやスカートにアウトドアエッセンスを
ジーンズやショートパンツはもともとアウトドア系のアレンジを利かせやすいアイテムですが、フェミニン色の濃いワンピースやスカートにもアウトドア風味を添えるコーデが近頃の新傾向です。ナイロンとコットンとの混紡素材で仕立てたマウンテンパーカーはナチュラルな質感で、ワンピやスカートとも合わせやすい。撥水性にも優れていて、防風ジャケットとしても頼もしい羽織り物です。
スマートフォンやルーター、バッテリーなど、デジタル系のガジェットが増えて、これまで以上に私たちは「小物持ち」になってきました。斜め掛けしてボディーバッグ風に持ち運べるポーチは容量がたっぷりで、あれこれ詰め込んでもちゃんと収めてもらえます。ベルトループも付いていて、ウエストバッグにもスイッチ可。タウンルックに添えても行動的な雰囲気を上乗せ。背中でも程よいポジションに収まるので、背後からの視線にもアクセントになってくれます。
撥水・速乾性があるフリースはシーズンをまたいで扱いやすい素材です。冬の防寒用というイメージがありますが、厚みやシルエットを選べば、オールシーズンで着られます。軽くしなやかな質感が生むのは、やわらかく身体を包む着用感。季節にしばられない着こなしの「シーズンレス」という新スタイリングにもなじみます。
山岳地という厳しい環境で鍛えられた「カリマー」だけに、街中使いしやすいショルダーバッグにも使い勝手の工夫が注ぎ込まれています。フロントやサイドにポケットを設け、荷物を整理しやすくしているおかげで、「ガサゴソ物探し」と縁を切れます。素早く出し入れできると、仕草までスマートに見えます。
「カリマー」は1946年にチャールズ&メアリーのパーソン夫妻によってサイクルバッグメーカーとして英国で誕生しました。タフで機能的なそのバッグはクライマーたちにも受け入れられ、57年にリュックサックの分野に進出。多くの登山家、冒険家たちの支持を受け、評価を確立しました。ブランド名の由来は「carry more=もっと運べる」。名クライマーたちと共同研究を重ね、革新的な商品を発表し続けています。
アウトドア仕様の服やバッグは片手で確実に開け閉めできたり、汗抜け・防水性に優れていたりと、実用的な魅力をいくつも兼ね備えています。しかもタウンユースが広がってきたことを背景に、デザイン面でも普段使いしやすいこなれたタイプが増えていて、一段と街でまといたい気分に誘うようになってきました。手持ちのワードローブに1点差し込むだけで、アスレティック感や軽快さを際立たせることができるので、薄着になっていくシーズンにこそ、上手に取り入れてみては。
【画像協力】
karrimor
http://www.karrimor.jp
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