布団乾燥機のトレンド

温風を出すことで、布団の湿気を取り除く家電。布団の乾燥以外にも、衣類や靴の乾燥ができる機能を搭載したものが大半です。以前は、敷き布団と掛け布団の間にマットを敷くタイプが定番でしたが、2013年・象印からマットを使わず乾燥できる「マット不要」タイプが登場し、その手軽さが大ブレイク!布団乾燥機に大きな変革をもたらし、2015年には他のメーカーからもマット不要タイプの新製品も登場しています。新製品は冬~春に登場し、梅雨前には各メーカーの製品がそろいます。価格は5,000円~15,000円程度。では、そのタイプや特徴を踏まえて、選び方を整理していきましょう。

布団乾燥機の特徴

本体から出る温風をホースやマットなどを通して布団の隅々まで送り、湿気を取り除くのが基本構造。付属のアタッチメントを使うことで、様々な使い方ができます。

【長所】
  • 温風を作るだけなので、操作や手入れなど使い方がシンプル
  • 布団乾燥だけでなく、布団のダニ対策ができる
  • 持ち運びやすく、くつや衣類乾燥、物入れの乾燥にも活用できる

【短所】
  • マット使用タイプはセットが手間
  • 除湿機と違い水分を吸収する機構はなく、布団に含まれていた湿気は室内に放出されるため、湿度が高い季節は除湿機との併用など対策が必要
  • ヒーター搭載なので電気代はそれなりにかかる(1回1時間15円程度)

確認すべきチェックポイント

■スタイル
最近トレンドとなっている「マットなし」タイプと従来の「マットあり」タイプ、どちらのスタイルにするか、それぞれの使い勝手を吟味して決定を!

(1)マットなしタイプ
本体またはホースから直接布団に温風を送り込むタイプ。マットを敷く手間がないため手軽なのが最大の魅力。ただし、温風の吹き出し口からから遠くなるほど暖まりにくいのが弱点。

【参考製品】象印「スマートドライ」


(2)マットありタイプ
布団の間にマットを敷きこみ、ホースからマットに温風を送り込むタイプ。マットを敷く手間があるが、隅々までしっかり温風が行き届きやすいのが強み。マットのサイズが布団の大きさに見合ったサイズか否かの確認を忘れずに。

【参考製品】三菱電機


■搭載モード
布団乾燥機にはいくつかのモードが搭載されており、布団乾燥以外にも使い道があります。機種によりできることは異なりますが、代表的な機能を以下に紹介します。どの機能が必要か、購入時にしっかり確認しておきましょう。

  • 布団乾燥(冬モード)
    温風で布団の中の湿気を飛ばし乾燥する定番のモード(所用時間60分程度)
  • 布団乾燥(夏モード)
    温風で湿気を飛ばした後、送風で熱を取り除いてさっぱりと仕上げるモード(所用時間80~90分程度)
  • 布団あたため
    温風で布団を暖めるためのモード。寒い冬、就寝前に使うことで、暖房なしでも眠れるため省エネにも(所用時間20~30分程度)
  • ダニ対策
    温風により布団のダニを熱で死滅させるモード。長時間高温を当て続けることができるため、天日干しより効果的にダニを抑制することができる(所用時間120分程度)
  • くつ乾燥
    温風により運動靴や長靴などを乾燥させるモード(所用時間60分程度)と、送風により革靴を乾燥させるモード(所用時間120分程度)がある。革靴は熱に弱いため、温風では乾燥ができない。革靴モードまたは送風単独運転があるか、要チェック!
  • 衣類乾燥
    付属の衣類カバーなどを使い、少量の洗濯物を乾燥させるモード。また、布団用マットを活用して靴下や下着など小物衣類を乾かすことができるタイプもあり。女子のひとり暮らしで外に洗濯物が干せない場合など、あると便利。
  • その他独自機能
    ホースや本体送風口を、物入れやクローゼットに向けることで乾燥ができたり、スポット暖房として使える機種や、菌の活動を抑制したり空気清浄効果があるものなど、独自機能も確認を。

■消費電力と電気代の目安
温風を出す=ヒーター搭載家電のため、消費電力は小型暖房と同じくらいで、500W~700W程度。標準的な使用60分目安とした場合、電気代は約15円~20円程度、ダニ対策は120分目安として約30円~40円。また、ひとつの布団ごとに使うものなので、4人家族なら1回で100円弱となります。しかし、布団ケアをすることで清潔かつ快適な睡眠が得られることを考えれば、妥当な金額と言えるでしょう。

■安全性
基本的には時間がくれば運転は停止するので心配はありませんが、マット不要タイプは本体と布団が近くなるため、布団が被ると自動停止するなとの安全機能があるものもあります。

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