JR武豊線の旅、その3(終点武豊に到着)
再び武豊線に乗る。半田の街中を抜け、工場地帯にさしかかると東成岩(ひがしならわ)に着く。ここからも衣浦臨海鉄道の別の路線が分岐している。線路際に工場が立ち並び、鶴見線あたりを走っているような錯覚も起きそうだ。そしていよいよ終点の武豊に到着。ホームは1本だけだが、何本か線路が並んでいて、かつては貨物の発着があったことを偲ばせる。大府から30分少々の短い武豊線の旅の終わり。行き止まりの終着駅である。
半田と武豊から歩いて10分もかからない位置に名鉄河和線の駅(知多半田、知多武豊)がある。沿線では本数の多い名鉄利用者が多いと聞くが、遅ればせながら電化完成でやる気の出てきた武豊線の巻き返しに期待したい。よい意味での競争が行われ、利便性が向上して、地域に活気がよみがえれば、と思う。