常磐線からの直通列車は品川まで
従来の上野発着が、一部の列車限定ではあるが、東京駅を経由して品川まで乗入れることになった。 (なぜ品川までなのかについての考察は、こちら)
朝のラッシュ時については、8時台に東京駅に到着する取手発と成田発(成田線経由で我孫子から常磐線に乗り入れる)の快速電車が品川行きだ。オールロングシートでグリーン車のない編成で、緑の濃淡のストライプの車両だ。
データイムになると、取手以遠の交流区間からの電車が品川を目指す。土浦始発が多く、一部高萩や勝田が始発となる。青いストライプの交直両用電車で、一部車両はセミクロスシート、2階建てグリーン車も連結されている。
特急も「ひたち」「ときわ」のほとんどが品川発着の列車となる。
夕方のラッシュ時は、朝のように取手、成田と品川を結ぶ快速電車が中心で、僅かながら取手以遠へ向かう電車もある。特急も一部が品川発着となる。
――以上のように、上野東京ラインができ、利便性が大幅に向上した一方で、列車系統が複雑怪奇となってしまった。不慣れな人は、ホームで途方に暮れるかもしれないし、ぼんやりしていたり、うたた寝をしている間にとんでもないところへ連れて行かれる恐れもある。
機会があれば何回か乗車して、自分に適した乗り方を見つけるようにしたい。複雑になる一方の首都圏の鉄道。都会で暮らすには鉄道が好きになるのが一番かもしれない(笑)。