入札されないと思っても我慢
ネットオークションに出品したけど、なかなか入札されない、そんな事もけっこうあると思います。私も、もう1ヶ月以上出品してるんだけどなと思うこともありますが、ここは我慢。あきらめて出品を取り下げるのはまだ早いです。なぜならば、いったん入札があると、とたんに価格は上がっていくことが多いからです。しばらく入札がなくてもあきらめない。ある日、突然入札されることも多々ある
1件の入札が他のユーザーに火をつける
入札があると、これまで全く動きがなかったにもかかわらず、一気に入札件数が増えることがしばしばあります。先日も、6,800円で2ヶ月ほど出品していたバッグに、あるユーザーが入札したとたん、8,000円まで価格が上がりました。結局、9,000円近くで落札。それまで全然入札しなかったのにな、なんて思ったのですが、落札する側の心境を踏まえればこの動きにも納得できます。ウォッチリストに入れて動きを見ているような「この商品、ちょっと気になります」というユーザーは、他のユーザーが入札しないことに妙な安心感を持っています。いつでも入札できるし、いつでも落札できる、そんな感覚なんだと思います。この場合、絶対にほしいという強い気持ちがないので、スイッチを入れるには何らかの変化が必要になります。それが、他のユーザーの入札なのです。
気になる商品に対して、他の誰かが「買います」という意思表示をすると、その時点で自分も参加しないと商品をゲットすることができなくなります。いってみれば、ライバル心。なので、スイッチが入って、入札につながるわけですね。そういうユーザーが多数いれば、価格は一気に上がっていきます。
「1件の入札」を誘う方法
ずっと出品していてもなかなか入札がない一番の原因は、価格です。類似した商品と比べて明らかに価格が高ければ、誰も入札しません。なので、価格を下げることも検討していく必要があるでしょう。とはいえ、いきなり半額にするわけではなくて、2,000円を1,980円にするという感じでいいと思います。特に、980円とか1980円は普段から慣れている価格ですよね。たった20円ですが、2,000円が1,980円になると、なんだかすごく安くなった印象があるのです。そういった視覚的、感覚的な部分でユーザーに訴えるといいと思います。20円値下げをした結果、2,500円で落札されれば、結果オーライ。そういうことが起こりえるのが、ネットオークションのおもしろさでもあると日々感じています。