CD/DVD
バックアップメディアとしては、すっかり老舗になった。CD-R/RWは約700MBの容量だが、最近は店頭であまり見かけなくなった。DVDは約4.7GBの容量があるDVD-R/RWを中心に、DVD+R/RW、さらに2層式(DL)といって2倍弱の容量を持つ規格・メディアなどもあり、バリバリの現役だ。CD/DVDの良さは、コンビニなどでも1枚単位で売っているため、ちょっと必要になった際に購入しやすいこと。ただ、ウルトラブックのような小型ノートパソコンでの利用には、外付けドライブが必要になるのが難点だ。
USBメモリが、日々更新されるデータをバックアップすることに適しているとすれば、CD/DVDメディアは、数年単位でデータを保存しておくのに適している。
とはいえ、ノーブランドの海外メディアには粗悪なものもあり、書き込み後、数カ月で読めなくなってしまうことがある。重要性の高いデータのバックアップには、国内製メディアを使いたい。また、太陽や照明の光や湿気に弱いので、保存場所に気をつけるようにしよう。
ここが○
- ほぼすべてのパソコンで使える
- コンビニなどでも売っている
ここが×
- 保存容量からして割高
- データの書き込みに時間がかかる
- 規格の種類が多すぎる
DVDやBlu-rayドライブはパソコンの常備品だ
Blu-ray/Blu-ray XL
Blu-rayディスク(BD)は、サイズの小さいデータのバックアップよりも、テレビ番組録画の定番メディアとなっている。25GBのBD-R/REを中心に、2層式(DL)、さらに最大4層式で128GBを保存できるBDXLもある。ただ、2010年以前に発売されたドライブは、BDXLに対応していない。これだけの大容量なので、映像・写真のプロでない限り、テレビ機能付きのパソコンやBlu-rayレコーダーで録画した番組の保存がメインの用途になるだろう。
WOWOWやスカパー!などの有料放送でなければ、録画番組は9回までのコピーに対応しているため、複数回のバックアップをとっておくのが望ましい。というのも、BD/BDXLは記憶層がDVDよりも浅いため、盤面の傷や圧力でデータが消失する可能性があるからだ。
ここが○
- 25GB以上の大容量
- テレビ番組保存に最適
ここが×
- メディアが傷みやすい