北陸新幹線の旅、その2(富山~金沢)
新幹線駅の高架下には、路面電車が乗り入れ、市内へのアクセスが俄然よくなった。環状線セントラムに乗り継げば、国際会議場などのある市の中心部へは数分で行ける。
富山からは、平坦な田園地帯を走ること9分で新高岡だ。交差するJR城端線にも新駅ができ、乗り継げば3分で高岡駅(3月14日からは北陸本線は「あいの風とやま鉄道」となる)に出られる。
新高岡からは倶利伽羅峠をトンネルで抜け、14分で終点金沢である。ホームの柱は金沢の伝統的工芸品として知られる金箔で彩られ壮観だ。
階段やエスカレータで下へ降りれば、トイレの入り口付近の壁は和紙と加賀友禅で飾られている。また、待合室の中に入ると、壁にはたくさんの丸い穴が開けられ、その中には九谷焼や輪島塗をはじめとする石川県の伝統的工芸品が30品目236点も納められ圧巻だ。
駅東口に出れば、大きな屋根で覆われたもてなしドームがあり、雨や雪が降っても安心だ。ドームの端には巨大な鼓門が聳え、金沢駅のシンボルとなって、訪問者を迎えてくれる。
首都圏から飛躍的に近くなった富山、金沢。都市のみならず、立山や能登といった観光地も控えている。ぜひ、北陸新幹線を利用して、北陸に出かけてみよう。
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