最大の注目はマツダCX-3
ミニバンに続き、東京オートサロン2015に出展されたSUVをご紹介しよう。すでにロサンゼルスオートショーでデビューしていたとはいえ、日本では初披露となるマツダCX-3は、発売前の登場でターンテーブルに乗せられたノーマル仕様のほか、「MAZDASPEED」のエアロパーツを装着し、バケットシートが装備された「CX-3 RACING CONCEPT」も参考出品された。
CX-3はすでにティザーサイトでも概要が掲載されているが、全長4275×全幅1765×全高1550mmのコンパクトSUVで、全長と全幅はホンダ・ヴェゼルと大差ないが、全高は1550mmに抑えられていて、ホイールベースは2570mmでデミオと同じだ。
最低地上高は160mmで、2WD仕様で185mmを確保しているホンダ・ヴェゼルよりも低く抑えられている。CX-3はより都市型SUVというキャラクターでロードクリアランスよりも全高1550mm制限の機械式立体駐車場に収まるなど、都市部での扱いやすさを優先させている。
なお、日本向けのCX-3は、1.5Lディーゼルのみという思い切った戦略をとっている。その代わりにATとMT、そして2WDと4WDを全グレードに設定。さらに、デミオよりも重量増になっているのに対応し、105psの最高出力は同値だが、最大トルクをデミオの250Nmから270Nmに増強している。
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