住みながらリフォームをする場合、毎日のように顔を合わすことになるのが大工さん。そこには大工さんだからこそ気づく様々なアドバイスがあったり、施主との付き合い方で悩んでいたりするものなんですね。

そこで今回はこっそり大工さんの本音を聞いてみました。実際のリフォームで気をつけておきたいポイントを教えてもらいましたので、ぜひ参考にしてください。

お茶出しが多すぎて仕事を進められない

「リフォーム中は施主もいろいろ気を使ってくれてありがたいのですが、お茶やお菓子があんまり頻繁に出てくるのも困りますね」と答えてくれたのは大工歴25年のGさん。「私たち大工は、今手がけている現場が終わったらそれでよいのではなく、次のお客様、次の現場に飛んでいかなくてはなりません。ですから、予定通り工事をきっちりと仕上げていくのがとても重要なのに、1時間ごとに休憩させられていたら終わるものも終わらなくなっちゃうんです。」

Gさんは以前、工事中頻繁に「こっちに来てお茶を飲みなさい」と勧めてくれるおじいさんに悩まされたことがあったのだそうです。施主(40代)のご夫婦が共働きということで、施主に代わって留守中の鍵管理と工事立会いをしてくれた方だったのですが、とにかく話好きで工事の進捗状況に関係なくお茶を出してきては話をしたがるのだそうです。

「お茶を出してくれるのは大変ありがたいのですが、せっかく出してくれたお茶だからといって、ガブガブお茶を飲んでしまうと工事が進みませんし、トイレをしょっちゅうお借りすることになってしまうんです。私は出来るだけ施主様宅のトイレを使わないことがマナーだと思っているので、こういったご好意はちょっと考え物ですね。」

ポットと急須、湯呑みを置いておくだけがちょうどいい

大工さんの仕事を妨げず、さりげなく労をねぎらう。お茶出しもスマートに行いたいものです。

大工さんの仕事を妨げず、さりげなく労をねぎらう。お茶出しもスマートに行いたいものです。

リフォーム中のお茶だしにとても気を使う方も多いと思いますが、意外と大工さんも気を使っているようですね。大工さんの仕事はお茶を飲むことではなく、最高の仕事を予定工期で終わらせることですから、その邪魔になるような気遣いはお互い迷惑になってしまうのです。

リフォーム業者も工事前にあらかじめ「お茶だし不要」と説明してくれるところもありますが、やはりちょっと気になるという方は、ポット、急須、湯呑みを用意して、「切りのいいところで一服してくださいね」と声をかけてあげると良いでしょう。

次のページでは、サービス工事を依頼されて困ってしまった大工さんの独り言をご紹介します。