第2位 ダイドーリミテッド(東証1部<3205>)
今回の1位は写真撮影の株主優待。毎年1回、家族との記念撮影に利用するなどして思い出づくりは如何でしょうか?
【2015年1月9日株価】 508円
【株主優待獲得最低投資額】 100株=5万800円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 15円
【株主優待権利確定月】 3月末日
【優待内容】詳細はYahoo!ファイナンスの株主優待情報をご覧ください
今回の第2位はダイドーリミテッド<3205>です! 中堅アパレル企業で、主力ブランドは「ニューヨーカー」、「ブルックスブラザーズ」です。今回は100株で5800円相当の自社関連商品を獲得したケースを想定しています(つまり株主優待は5800円として評価し、利回り計算しています)。
業績ですが、売上は横ばい基調なのですが、原材料高や円安の影響などにより仕入コストが上昇傾向にあるなど、利益は軟調に推移しています。2015年3月期上半期も売上が8.9%減の109億5200万円、営業利益が10億4900万円の赤字(前年同期は8億1700万円の赤字)、経常利益が8億1900万円の赤字(前年同期は5億8800万円の赤字)、純利益は6億6600万円の赤字(前年同期は5億9700万絵の赤字)と赤字が続いています。ただ、消費税率の引き上げに伴う駆け込み
需要の反動減や7、8月の天候不順が業績悪化の一因であることもあり、通期予想では経常利益と純利益は黒字転換の見通しです。
株価も大きく下落しており、2012年につけた数年来の安値水準に迫っています。コスト削減などで利益が改善してくれば良いのですが、円安がコスト増につながっていることや、競合が厳しそうなことから、今後、利益が戻っていくのかを注意深く見守っていく必要があります。業績の浮上にはもう少し時間がかかる可能性があるので、できれば株価が低位で横ばいになり、底を打つ感じが出るまで待ってから投資をする方が良いかもしれません。
第1位 キタムラ(東証2部<2719>)
予想配当+予想優待額面利回り:15.7%【2015年1月9日株価】 753円
【配当獲得最低投資額】 100株=7万5300円
【今期予想現金配当(1株あたり)】 20円
【株主優待権利確定月】 3月末
【優待内容】 詳細はYahoo!ファイナンスの株主優待情報をご覧ください
第1位はキタムラ<2719>です。100株以上の株主にスタジオマリオ特別優待券(撮影料+4切写真台紙付き1枚=通常合計8800円分<税抜き>)を1枚と全国のカメラのキタムラ、こども写真スタジオマリオの取扱商品に対し利用できる1000円分の優待券がもらえます。つまり、株主優待は合計9800円として評価し利回り計算しています。
業績は長期では横ばいといったところですが、今期の業績予想は売上が3.0%減の1475億円、営業利益が15.2%減の21億5000万円、経常利益が14.1%減の23億円、純利益が9.0%減の10億円と減収減益見込みです。主に天候不順によるプリント部門の売上減少及び店舗外観のリニューアル等のコスト増加が原因です。
一方、株価は安値圏を横ばいで推移していたのですが、2014年12月下旬から急騰しています。毎年、年末年始あたりから3月の配当権利落ちの時期まで急騰する傾向がありますが、今回もそのようなケースと思われます。ここ数年のケースを見ると、配当権利落ち後に株価は大きく調整していますので、購入するのであれば、権利落ち後の調整したタイミングで拾うように出来れば良いと思います。
参考:日本株通信
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