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戦艦!ゴールドウイング F6C 一週間通勤インプレ(2ページ目)

見た目はまさに戦艦! インパクト抜群のホンダ ゴールドウイング F6Cを一週間通勤で使用して、インプレッションをお届けします

相京 雅行

執筆者:相京 雅行

バイクガイド

都内の通勤でも使えるゴールドウイングF6Cの軽快さはホンモノ!

ゴールドウイングF6C サイドビュー

ゴールドウイングF6C サイドビュー


青山のホンダ本社でゴールドウイングF6Cを受け取り、走り出した瞬間から車両の見た目、重量からは考えられない軽快さを体感することが出来ました。

一般的に気筒数が増えれば増えるほど滑らかに加速するといわれていますがもはや異次元のレベルの滑らかさです。

普段から色々なバイクに乗っていますが、さすがに6気筒エンジンを搭載するバイクはほとんどありません。

6気筒エンジンのバイクを運転したのは初めてだったのですが、想像以上の滑らかさです。

1800ccという排気量は軽自動車3台分。車重は軽自動車と比べると1/3以下ですので、ヤマハのV-MAXのようなアクセルを開けた瞬間から目が追いつかないほどの加速をするのかな?と思っていましたが6気筒エンジンの滑らかさゆえか想像以上に扱いやすくストップ&ゴーの多い都内でも快適に走行することが可能でした。

また、ゴールドウイングF6Cに搭載されている水平対向エンジンは構造上エンジンが横に張り出してしまっておりこれが車道の端の縁石にあたってしまうのでは?とビクビクしながら運転していましたが、横から見てみると縁石よりも高い位置にエンジンが出ているため以外にもそこまで気を使わなくても大丈夫でした。※ただし一般的な車両と同じ感覚で運転するのは危険です。

ゴールドウイングF6Cは5速がトップギアですがわざと5速キープのまま時速を20km/hまで落としてみました。

するとギクシャクすることもなくゆっくりと加速することが可能でした。つまり都内の運転では一度5速までギアを上げてしまえば、コーナリング時などは別として殆どの場面で5速キープで運転することができてしまうのです。

快適、軽快に運転できるゴールドウイングF6Cですが、一度本気で加速しようと思えば、リアのサスペンションがぐりっと下がり地面をしっかりと捉えながら滑らかに、しかし恐ろしい勢いでスピードメーターに表示される速度は上昇していきます。

加速体制時は直立に近い乗車姿勢だと風の抵抗がきつい為、どうしてもウインドスクリーンが欲しくなってしまいます。ゴールドウイングF6Cにはオプションでウインドスクリーンの設定もありますので、ツーリングで使用することが多い方はオプションのスクリーンを装着することをオススメします。

新しいゴールドウイングを開拓したF6C

ゴールドウイングF6C リアビュー

ゴールドウイングF6C リアビュー


まさにゲームやアニメの中から出てきたかのようなデザインのゴールドウイング F6Cですが、今までにゴールドウイングシリーズにはない近未来的なデザインです。

ゴールドウイングのF6Cのスタイリングデザインはこれまでのゴールドウイングシリーズとは異なり、日常生活の中での気軽さと街中で映えるスタイリッシュさをコンセプトに掲げています。

取り回しは確かに重いのですが、走り出してしまえば軽快さを感じる運動性能は確かに日常生活において気軽さを演出できると思います。

また、走り出すと、通勤で走っているバイクはもちろん、タクシーやトラックの運転手まで色々な人が振り返り、ゴールドウイングF6Cに視線を送ってきます。

ハーレーに乗っていてもこれだけの視線を感じることはありません。それだけ個性的で印象強いフォルムは今までのゴールドウイングに無かったものです。

他のゴールドウイングの二車種に関しては、試乗した事がないのでなんともいえませんが、ホンダの広報担当者曰く、他の二台に関しては、ゴールドウイングF6Cほど軽快には走らないとのことでした。

結果的に他の二台のゴールドウイングは先代までのゴールドウイングの延長線上に存在するモデルであり、ゴールドウイングF6Cは少し毛色を変えたモデルであると言えます。

近未来的で人目を引くフォルムと圧倒的な軽快さ。ゴールドウイングF6Cは新しい境地を開拓したゴールドウイングといえます。

残念ながら現在は生産終了となってしまっており新車で手に入れるのは難しい状況です。中古の車両もあまり出回っていませんので、ゴールドウイングF6Cが欲しいなら見つけた時が買い時かもしれません。

ゴールドウイングF6C ちょっとカスタムするなら



6気筒エンジンの滑らかさを持ちつつも1800ccの驚異的なトルクを持つゴールドウイングF6Cで本気で加速するならウインドシールドは必須です。

大柄な車体ながら積載スペースはほとんどないので、遠出するならリアキャリアは装着したいところです。純正のバックレストなどど同時装着が可能です。

ゴールドウイングF6C関連リンク

■ゴールドウイング F6Cのエンジン音とマフラー音はこちら
■ヤマハ VMAXの試乗インプレッションはこちら

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