島田佳奈の恋愛コラム/島田 佳奈の恋愛情報

「~しなければ愛されない」の嘘(2ページ目)

「~しなければ」という思い込みは、愛されるどころか逆効果になってしまうことも。恋愛におけるひとりよがりな思い込みがマイナスとなる理由と、考え方をシフトする方法を教えます。

島田 佳奈

執筆者:島田 佳奈

恋愛ガイド

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あなたのままで愛されよう

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いつも忙しい彼に遠慮するのは「愛されたい」から? そうしなければ愛されないというのは、きっとあなただけの思い込みです。

配慮や気遣いも愛情表現のひとつです。しかしそれらは「しなければ愛されない」という種類のものではありません。

相手から求められていないことまで気を回すのは、あくまであなたが勝手にやっていること。見返りを期待するのは間違いです。

あなたの思い込みから発するアクション(あなたにとっては愛情表現のひとつ)は、相手にとってはただのお節介かもしれません。それどころか空回りしてしまったら「そんなこと頼んだ覚えはない」と相手は迷惑になってしまうことも。

それらの悪循環による悲劇を生まないためには、恋人のために「~してみよう」と思ったときに、以下の2つを自分に問いかけてみてください。

・それは、相手が望んでいることか
・それは、自分自身がしたいと思っていることか

相手が望んでいるかは、相手に聞かなければわかりません。たとえ聞いたとしても、あなたを思いやるあまり「望んでいないフリ」をすることもあります。
その真意を見抜くためには、日頃からの観察が大事。彼の性格を考慮した上で、逆の立場になって考えてみて喜ばれると感じたことだけをしていれば、逆効果になることだけは避けられるはず。

同じくらい大事なのは、相手がどう思うかを抜きに「自分がしたいこと」であるか自問自答してみること。
たとえば、本当はもっと会いたいのに忙しい恋人のために「デートは月1回で我慢する」のは、決して健全な行動とはいえません。
そもそも我慢とは、納得していないことの上に芽生える感情です。心から納得しているのであれば「我慢する」のではなく「会わない前提で楽しく」毎日を過ごせるのではないでしょうか。

「相手のために」していることの動機が「恋人にもっと愛されるため」「恋人に嫌われないようにするため」だとしたら、それはふたりにとって必要なものではないのです。相手にしてみれば、それらの行動が「重い」ものになりかねません。

気持ちのズレが生じることなくいい関係を維持するためには、彼を思いやって遠慮するより、シンプルにコミュニケーションを図ること。相手の出方をうかがうより、まずは自分の考えを率直に伝えることから。
思いやりは最低限、対人関係の基本である「連絡は相手の迷惑になる時間帯を避ける」「返事を強要しない」などを守っておけばOK。

気遣いと自我を抑えることは同じではありません。
「あなたのまま」で愛されなければ、上辺だけの関係になってしまいます。

「愛されたい気持ち」を行動で示すのではなく、「愛している気持ち」を行動で伝えていきましょうね。


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